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浅草『初小川』で鰻重を食べたよ。 【ファイルF64】2016.07.14 

【ファイルF64】2016.07.14 浅草『初小川』で鰻重を食べたよ。


江戸のうなぎ屋さんの名店だねえ。

浅草には、有名なうなぎ屋さんがいくつかありますが、今回は初小川さんに行ってきました。

以前は上方は大阪高麗橋(こうらいばし)の柴藤(しばとう)さんの大阪まむし(うな重)の記事を書き、その際に関西と関東のウナギの違いについても書きましたので参考にしてくださいね。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/53155928.html

事前に電話予約して、行きました。

入る筋を間違えて、予約時間に少し遅れて着いた『初小川』さん。






テーブル席に案内されました。

写真撮影の許可をお願いしたら、“料理のみの撮影なら”、ということで了承いただきました。

気が付くと座敷のところに『撮影禁止』という紙が張っていました。

有名人がお忍びで来ることもあるからかな?とにかく一般の人でも、写りこまないようにする配慮は当然のマナーですね。


そういえば、最近のネット社会で、芸能人、著名人のプライベートを拡散する人の神経って、なんなんだろう?それも、情報漏えいした張本人が、客として利用した店の店員だったりしてね。

もう、今は素人を巻き込んだ一億総監視社会ですよね。

ベルリンの壁が崩壊し、旧東ドイツが旧ソビエト社会主義共和国連邦【英語でUSSR=Union of Soviet Socialist Republics】の圧政から解放された時、東ドイツの監視社会の実態が白日の下にさらけ出されました。

それで、家族ぐるみでずっと深い親交があり、強い信頼の絆で結ばれていたと信じていた隣人が、自分の個人情報を詳細に公安当局に密告し、漏洩していたということが判明して、心の大きな傷を負い、人間不信から立ち直れないままでいる人が多く出るという深刻な社会問題が発生したということです。


旧ソ連をずっと称賛していた“日本の屑メディア”は、自分の商売にとって、こんな好都合なことはないので、自分たちに密告される個人情報については、人権侵害の重大問題なのに、ガン無視を決め込みます。


最近の芸能誌はその素人からのタレこみや、拡散されたネット情報ネタが多いっていうけど、あれで恐喝しようと思えばできるんですよね。


そういえば、昔『指三本女性スキャンダル』で宇野宗佑首相辞任のきっかけになったのは、神楽坂の芸妓の中西某嬢のすっぱ抜きでした。

当時はまだまだネット社会ではなかったので今思えば牧歌的な時代だったのですが。

それで、『指三本女性スキャンダル』のスクープ記事を書いて69日で総理を辞職に追い込んだ【日本政治史上4番目の短命内閣】サンデー毎日の当時の編集長が、

なんと!先の都知事選候補で、文春に女性スキャンダルをすっぱ抜かれた


鳥越俊太郎氏!!!


もう因果応報とはこのことだねえ。


この人、他人にはさんざん責任問題を追及しておきながら、同じことが自分の身に降りかかると、自分はだんまりで弁護士任せ。


だから、私はマスメディアは『恐喝産業』だって言っているんですけど、というか、昔も新聞記者の事を『羽織ゴロ』といって、取材されて「お車代です」って包まないと、何書かれるかわかったもんじゃないという逸話を山本夏彦さんがエッセイで書かれていました。


もともと、料亭政治というのは、明治維新の勤王の志士や、新撰組等の頃から、秘密が漏れないということで重宝され、密議の場として利用されていたのですが、不景気ということもあるのでしょうが、宇野首相の事件で信用が失墜したことも料亭衰退の一因ではないかという話もあります。


閑話休題(それはさておき)、


うな重の上3900円、きも吸50円を注文しました。






最近はシラスウナギ(ウナギの稚魚)乱獲等による激減でウナギの値段が高騰しています。

最近は総じて、うなぎは価格変動の可能性があるので、値段は直接確認してくださいね。

うな重には、きも吸ですね。










くせのない薄味で、ゆず、三つ葉、シイタケの風味共に、ぷにゅっとした、うなきもの食感を味わうことが出来ます。


お新香もついています。






やはり日本人の箸休めはお新香だねえ。発酵食品は体にいいし、美味しいし。


さて、メイン・ディッシュというかメイン重箱のうな重さんです。






ふわふわの身が口の中でほどけながら、脂とともに溶けていきます。薄味の上品なタレで、川魚独特の癖が後に残りません。浅草=下町というイメージを覆す高級なお味です。

この前回ご紹介した浅草『江戸前 天丼 まさる』さんの江戸前天丼と共通するところがあります。↓

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/56111213.html

焼きと照りが美しいねえ。






やはり、この『おこげ』の部分が美味しいねえ。


いい塩梅にタレが、もちもとのご飯に染みています。






うなぎの骨せんべい350円がテーブルの上の籠に並べられていたので、お土産に買って帰りました。






『初小川』の字は江戸書体だねえ。相撲体かな?


袋から出してお皿に盛りました。






アップの写真。






こうやって拡大すると虫みたいにみえるねえ。

かりんとうみたいにカリカリした歯ごたえで、ピリリと辛い唐辛子味とともに、ウナギ独特のくせのある味が高濃縮されています。

お酒好きの人なら、恰好のアテなのでしょうが、そうでなくても、スナック感覚でいただけます。

ウナギ好きの人なら癖になるかも。


ということで江戸は浅草、うなぎの『初小川』さんでした。

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浅草『江戸前 天丼 まさる』で江戸前天丼を食べたよ。【ファイルF64】2016.07.14 

【ファイルF64】2016.07.14 浅草『江戸前 天丼 まさる』で江戸前天丼を食べたよ。


新鮮な江戸前のお味だねえ。

浅草で天丼屋さんといえば、必ずといっていいほど出てくる名前がこのお店、『江戸前 天丼 まさる』さんです。


浅草仲見世通りのメインストリートから、東にそれた路地の奥の分かりにくい場所にあるし、営業時間が短くて時間が合わないことが多いし、日曜日や水曜日に行ったら休みだったし、開いていると思ったら行列が長いしで、いままで行けていなかったお店です。






食べログ情報ではこうなっています。

11:00~14:00(材料がなくなり次第閉店 / 良いネタが入らなければ休店)
定休日が水曜・日曜・祝日
12席 (カウンター4,5人、こあがり7,8人)

たった12席で、この営業時間。これでお商売が成り立つのか、心配になります。

それだけ新鮮な食材が入手しにくいのですね。その点が逆にこのお店のステイタスになっています。


平日の開店約15分前に行ったらば、珍しく一番のりでした。

お店の入り口にはこういった口上が掲げられていました。






期待はいやがうえにも高まります。


江戸前天丼 3700円(お新香付)に、お味噌汁200円を注文しました。結構なお値段です。

というよりは、メニューはこの2点だけです。

厨房からは、ご主人が天麩羅を揚げているパチパチという音がしています。

ほどなくして、女将さんが、「この状態でお出しすることになっています」と、閉まり切らない蓋が手前に来るように江戸前天丼を出されました。






蓋を取ったれば、びっくりの大盛ネタが「やあ、こんにちは」ってご挨拶してくれます。






「ここであったが百年目、盲亀の浮木、憂曇華の、花待ち得たる今日の対面、いざ立ちあがって、親の仇敵(かたき)だ尋常(じんじょう)に、勝負、勝負」【*注/『盲亀の浮木(もうきのうきぎ)』:百年に一度だけ海面に浮いてくる亀が、海面に浮いている木に出会い、その木に空いている穴に入るのは非常に難しく珍しい。『優曇華の花(うどんげのはな)』:三千年に一度花をつける想像上の吉兆の花】。

などと、何故か、かたき討ちの際の、お決まりの前口上の台詞を心の中でつぶやいてしまいます。


天麩羅ネタの部分をアップします。

中央に尻尾が映っているのが、めごち『女鯒』です。






主役の『車海老』さんがが、「えっへん」って、ふんぞり返っています。






威張っても食べられるんだよ。頭からカリカリかじったら、えびせんみたいで美味しいねえ。

『車海老』の尻尾です。






頭と尻尾はカリカリのパリパリ、そして足までもポキポキとした食感で美味しいのは偉いと思いました。


『車海老』の胴体をお箸で切ってみました。






画面では分かりづらいかもしれませんが、ぷりぷりの弾力のある身に、薄くコーティングされたころもは、もたれず、サクサク軽くて、その食感と、素材の風味を閉じ込めるために、ころもがあるのだと実感できます。

浅草という先入観を覆す上品で甘辛い薄味です、これも、なるべく素材の味を邪魔しないようになっています。


シロギス『白鱚』です。






肉厚で、ふわふわした弾力ある身をサクサクのころもと、はふはふ食べます。


アナゴです。






川魚独特の癖が抑えられ、身にとろみが感じられました。


鮮魚の質は日々変わりますから、それにあわせた調理は大変だと思います。


ご飯にいい塩梅にタレが染み込んでいます。






ご覧のように、タレの色が薄いのですね。タレが染みたごはんも、天丼の醍醐味です。


おみおつけです。






麹の風味がして、カツオだし独特のエッジが効いた江戸風の辛めの味付けです。どちらかというと薄味の天丼とこれでバランスをとっているのかもしれません。

三つ葉とお豆腐は私が好きな具です。


天丼についているお新香です。






サクサクと口の中が爽やかになるねえ。


座ったテーブルの真ん前にあった、出初式(でぞめしき)の火消しさんの江戸小玩具です。






後ろ右側の色紙で「ごめんねごめんね」って謝っているのは、U字工事さんです。お客さんなのに、謝らなくても良いと思うねえ。

左側はモト冬樹さんです。

壁にはびっしりと著名人の色紙が貼ってあります。

ひょっとしたら、この前ご紹介した『助六』さんのものかな?

http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/56096371.html





豊原国周(とよはら くにちか)筆『尾のへ菊五郎』の役者絵が貼ってあります。






江戸町火消し装束で二番組の纏(まとい)を持っているねえ。

五代目菊五郎(音羽屋)さん演じるのは、歌舞伎『神明恵和合取組(かみの めぐみ わごうの とりくみ)』通称『め組の喧嘩』(めぐみの けんか)に出てくる火消し鳶職『め組辰五郎』かな?

新明神社あたりは、『二番組』の『め組』のようだし。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~komichan/matoi/matoiTop.html

『神明恵和合取組』の初演時に、め組辰五郎を演じたのは、五代目尾上菊五郎さんだったようだし。

文化二年二月(1805年3月)に起きた町火消し「め組」の鳶職と江戸相撲の力士たちの乱闘事件を題材にした演目です。

火事と喧嘩は江戸の華だからねえ。

豊原国周さん(天保6年~明治33年)は明治浮世絵の三傑に数えられていて、特に役者絵にかけては第一人者とされ「明治の写楽」とも称されているそうです。


江戸情緒の縁起物が飾られています。






山本益博さんの色紙が目立つ場所に飾ってあります。






控えおろう。って山本益博さん推薦なら、水戸黄門の印籠だねえ。


桂米助さんの色紙もあります。





ヨネスケさんは巨大なおシャモジをもって突然よそ様のお家にお邪魔して晩御飯をご馳走になるだけじゃないんだねえ。ちゃんとしたお店でお金を払ってお食事するんだねえ。びっくりだよお。


タモリさん=森田義一さんの色紙です。






ブラタモリのタモリさんは、街歩きが好きだからねえ。こんなろころまでブラブラ徘徊しているんだねえ。


ぴったんこカンカンの安住アナウンサーもご来店です。






ということで、浅草の江戸前天丼『まさる』さんでした。






帰るときに、女将さんが「よろしければ」と、サービスのお土産に揚げ玉をくださいました。






UFO仮面ヤキソバンのマイケル富岡さんになって、揚げ玉ボンバーで地球侵略を企んでいるデーブ・スペクターさんの悪漢ケトラーをやっつけろという秘密指令なんだろうか?


【なつかしCM集】 UFO仮面ヤキソバン



上手くみられないときはこちら↓。
https://www.youtube.com/watch?v=To4l6XMZWJ0

別に焼きそばとか、狸そばとか作る予定が無かったから、そのまま食べてみたらば、これがまた美味しいんだよ。

歌舞伎揚げの表面の衣を薄味にして、揚げたてのサクサク感でもって軽くした食感と言ったら近いかな。癖になる美味しさです。ただし、油が回る前に、できるだけ早く食べないといけません。だからこそ美味しいんだろうねえ。


でも、これって炭水化物と油の塊だよお。カロリーの高いものって美味しいねえ。


浅草は本当に奥が深いのでした。

『カレーは飲み物。 秋葉原店』でカレーを食べてきたよ。 【ファイルF63】2016.06.07 

【ファイルF63】2016.06.07 『カレーは飲み物。 秋葉原店』でカレーを食べてきたよ。


普通の人は良く噛んで、味わって食べた方が良いと思うねえ。

『カレーは飲み物。』という変わった名前のお店があります。


お店の写真を撮り忘れたので、よそから借りてきて、レタッチソフトでアオリ処理を施した『カレーは飲み物。 秋葉原店』の看板の画像を載せますね。






この、『カレーは飲み物。』という店名は、2008年に惜しくも55歳で他界されたタレントの故ウガンダ・トラさんが残した名言に由来したもののようです。






 写真ウガンダ・トラさん(アミーパーク提供:朝日新聞より転用)
 

ウガンダさんは、グッチ裕三さん、モト冬樹さんらと結成したコミックバンド「ビジーフォー」のドラムス担当で、とても人気があったミュージシャンで、才能豊かな、字義通りの『タレント(才能や技能を意味する英語「talent」からの外来語)』さんでした。

謹んでご冥福をお祈りいたします。


ということで、このような名言を残したウガンダさんなのですが、

『ふとっちょタレントさん業界』では高木ブーさんに次ぐ“レジェンド”的な存在で、お笑いコンビ、ホンジャマカの石塚英彦さんによると、年に一回ウガンダさん命日の5月31日には、ふとっちょタレントさん(石塚さんは誇りをもって『デブ』と表現されていました)が六本木に集結し、ウガンダさんを追悼する『カレーを飲む会』を開催しているそうです。


メンバーは、石塚さんの外に、内山信二さん、彦摩呂さん、パパイヤ鈴木さん、グレート義太夫さん、ドロンズ石本さんという、そうそうたる顔ぶれです。

午後9時になると、誰かが、おもむろに「始めましょうか」と言い、お店のママが飲みやすいように作ってお椀に入れてくれたカレーを、ウガンダさんの遺影の前に起立して、『献杯!(けんぱい=故人を悼み、杯を捧げること)』の発声とともに飲むんだって。

石塚さんをはじめとしたメンバーは、皆さん最初、カレーは飲めなかったのですが、ウガンダさんの名言のインパクトは凄く、そのおかげで、ふとっちょさんはみんなカレーが飲めるものだと世間が誤解をしたため、これは飲めないと不味いということになり、最初はむせていたのですが、一生懸命がんばって、2年目以降になると皆さんカレーを飲めるようになったそうです。

感動的な話ですね。


さらに石塚さんは、ウガンダさんから、食いしん坊が美味しそうに食べているように見せるには、アメリカンドッグや、焼き鳥のような串ものは、片手で食べず、両手に持って交互にむしゃむしゃ食べなさいというアドバイスを受けて、それ以来、そうしているんだって。


食レポの世界も奥が深いんだねえ。


この『カレーは飲み物。』というお店は、池袋店が発祥なのですが、秋葉原店に行ってきました。

夜の中途半端な時間に行ったので、並びはしませんでしたが、繁盛していました。


まず、自動券売機で食券を買います。

カレーは黒い肉カレーと、赤い鶏カレーの二種類で、盛りの多さが違っても同じ値段です。


黒い肉カレー(小盛200g・中盛300g・大盛り400g・山盛り500g)890円

赤い鶏カレー(小盛200g・中盛300g・大盛り400g・山盛り500g)790円

食いしん坊に優しいねえ。


上の食券を買えば、トッピングは3つ選べます。

① 味玉
② らっきょう
③ 福神漬け
④ ポテトサラダ
⑤ スライスアーモンド
⑥ パクチー
⑦ ツナマヨ
⑧ コーンマヨ
⑨ バジル
⑩ フライドオニオン

トッピング3つだけじゃなくて、10種類完全制覇したいという『全部のせ』を希望なら、350円の食券を別に買います。


トッピングは、食券を渡してしばらくたってから、店員さんが聴いてきますので、そのときは、“番号”で答えてください。

私は『味玉と、福神漬けと、ポテトサラダ』を選んだので、そういったらば、「番号でお願いします」といわれて、「①と③と④」って言いなおしました。

きっと、最初は品名で注文を受けていたのが、滑舌が悪いお客さんなんかの注文を聞き違えて、ひと悶着した悲しい過去があったんだろうねえ。


あと、別料金のトッピングに『ガリ豚(ガーリック豚バラ煮)』というのがあります。200gが300円、400gが500円です。


私はガリ豚200gの食券も買い足しました。


ということで、注文のカレーがでてきましたよ。じゃじゃ~ん。


黒い肉カレー大盛り400g(味玉と、福神漬けと、ポテトサラダのトッピング付き)890円+ガリ豚200gの300円也です。






千切りのキャベツと、レモンは最初から付いています。


アップで撮ったら、こんな感じ。






黒胡椒のスパイシーで程よくとんがった辛みが刺激的。お肉は噛みごたえのある正統派。

ガリ豚は柔らかい豚バラ肉にガーリックオイルの風味が絡んで、香ばしいくて、ボリューム満点です。






本場インドカレーのサラサラじゃなくて、洋食屋さんのトロミのあるカレーですから、もちもちのお米によく絡んで、懐かしいお味がします。






インドのサラサラカレーは、ナンにも合うのですが、こういうトロみのカレーは、お米に限るねえ。


それで、意外なことに、具に煮込み大根が入っていました。

食べてから気が付いたので、偶然食べる前に端っこに写っていたのを拡大します。(水色の矢印)






考えてみれば、おでんのなべ底大根の例を挙げるまでもなく、大根は味が染みるし、それでも独自の味の存在感はあるし、柔らかい食感も良いし、意外にカレーにマッチします。思いついた人は偉いねえ。


トッピングの味玉。半熟で、マイルドな黄身の味がカレーの箸休めになります。






それから、カレーの付け合わせに福神漬けという様式を発明した人は凄いと思います。


それで私の好きなポテトサラダは、程よい酸味で、ほこほこしています。私はカレーにはジャガイモが入った方が好きなのですが、こういった添え物として、ジャガイモさんに会えるのもいいものだねえ。






ここは、時間帯によっては行列ができたりもする人気店らしいのですが、このお味は納得です。

でも、看板と違って、普通の人は、ここのカレーは、飲むよりは、良く噛んで味わった方が断然美味しいと思いました。


今回は、黒の肉カレーでしたが、赤いチキンカレーも美味しそうです。カレーはインドの料理なので、基本的にチキンカレーなのですよね。


ということで、量に種類があるので、小食で味わいたい人も、食いしん坊さんにもうれしい『カレーは飲み物。 秋葉原店』さんでした。


ごちそうさまでした。

京都ラーメンの代表格、新福菜館(しんぷくさいかん) 本店に行ったよ。 【ファイルF62】2015.01.17 

【ファイルF62】2015.01.17 京都ラーメンの代表格、新福菜館(しんぷくさいかん) 本店に行ったよ。

中華そば(並)650円、ヤキメシ500円は美味しいねえ。

新福菜館は、京都を代表するラーメンとして有名です。

 通に言わせれば議論百出なのでしょうが、一般的にそのブランド力はいまだに健在です。

 それで、リピーターとして再訪しました。

新福菜館(しんぷくさいかん) 本店






本店は、JR京都駅や京都タワーからほど近い交通至便な場所に立地しています。






あの新横浜ラーメン博物館にも、1997年 8月1日から、2002年 11月30日まで出店していました。

でも、気候風土、食材の調達から使用ガスの火力に至るまで、どうしても条件が異なるので、他所での味の完全再現は不可能ですから、やはりラーメンはどうしても地元で食べるのが一番なんですね。特に北海道のラーメンなんかはそうです。


 ましてや、横浜は、気候の温和な港町で、京都は夏が暑くて、冬は寒さが厳しい内陸の盆地です。

 元Jリーガーで日本代表だったラモス瑠偉選手が、1996-1997のシーズンに京都パープルサンガに所属していた時、最高気温が40°の故国ブラジルより京都の夏の方がずっと暑いと言っていたくらいですから、そういった気候に合わせた味付けになっているのです。

 閉店が午後10時。

 宿が近かったので、9時40分くらいに行って、並びはしませんでしたが、相席でした。

 実は、隣の『本家 第一旭 たかばし本店』では並んでいて、そちらも少し気になったのですが、胃は既に新福菜館を期待して準備万端整っているので、初志を貫徹した次第です。

 出張組、観光客、地元の人が入り乱れたような感じの客層です。

それで、ここ新福菜館は、ラーメン同様ヤキメシも美味しいと評判らしいので、中華そば(並)650円、ヤキメシ500円を両方注文しました。


まず出てきたのがヤキメシ500円






ソースで黒い。スパイシーなヤキメシです。

 味の傾向でいえば、私の大好きなインスタントの日清焼そば袋麺の粉末ソースのような香ばしい味です。
 
 支那料理店のようなパラパラとしたお米の分離度はない代わりに、例えば、大阪ミナミにある自由軒の名物カレーを彷彿とされる適当な粘りのある素朴な懐かしさを感じる食感です。
 

ヤキメシのアップ。







 具は微塵になって、お米と混ざっています。特に豚肉の小片がなんともいえず効いています。タマネギや卵も粉々になってソースに絡んでいます。

その一体感がソース版の五目御飯のようです。美味しいねえ。


中華そば(並)650円。






麺は中太で、コシは博多ラーメンのバリカタ麺に代表されるアルデンデではなく、普通の程よい固さです。






 麺にスープが絡むというより、麺に染みたような感じです。

 スープは正統派の醤油ラーメンです。

 脂は浮いていますが、それほど強くなく、豚脂や魚等の出汁が表にでしゃばらない正統的な醤油ラーメンです。青ネギしゃきしゃきも正統ですし、

 まさにストロングスタイルの醤油ラーメンです。

チャーシューは、薄味がしっかりと馴染んで、副菜のような感じで載っています。






 こういう真面目なお醤油のラーメンが京都で好まれるというのも、なんとなく説得力があるなあと、そう思わせるようなラーメン屋さんでした。私は京都のお醤油ラーメンも気に入りましたよ。

 それにしても、中華そば(並)一人前とヤキメシ一人前はさすがに多かったよお!

 お腹が一杯になりました。

 『京名物 いもぼう 平野家本家』に行ったよ。 【ファイルF61】2014.12.21

【ファイルF61】2014.12.21 『京名物 いもぼう 平野家本家』に行ったよ。

一子相伝(いっしそうでん)の海老芋(えびいも)と棒鱈(ぼうだら)の老舗(しにせ)だねえ。


 京都の食を代表するお味といえば、『京名物 いもぼう 平野家本家』さんが有名なのですが、私はどういうわけか、まだ行ったことが無かったので、今回は満を持して伺いました。

『京名物 いもぼう 平野家本家』






 場所は、京・東山祇園円山公園(ひがしやまぎおんまるやまこうえん)内【八坂神社(やさかじんじゃ)北側】にあります。

『京名物 いもぼう 平野家本家』さんのHPはこちら↓。

http://www.imobou.com/

『※「いもぼう」は商標登録いたしております。』『近くによく似た名前の店がございますが、当店とは異なりますのでお間違いの無いようにお越し下さい。』とあるので、「いもぼう」を出す類似店があるのでしょうね。

京都の有名な老舗で頼山陽、富岡鉄斎といった文人墨客(ぶんじんぼっかく)に愛され、『文豪・吉川英治先生に「百年を伝えし味には百年の味あり」とお褒め頂き、ノーベル賞作家・川端康成先生が「美味延年」と記され、また推理小説作家・松本清張先生には小説の舞台として登場させて頂いております』

 ということです。これだけで恐れ入りますよね。

川端康成先生が揮毫(きごう)の『美味延年』の書【『いもぼう平野家本家』HPより】





 
 これは、川端康成さんがノーベル賞を受賞した記念に立ち寄り、いつになく上機嫌で、十三代当主多造さんの目の前で揮毫したものなのだそうです。

 文士の方は結構悪筆な人が多くて、石原慎太郎さんの字なんて、普通の編集者には読めなくて、解読可能な専属の編集者の方がいらっしゃると聞いたことがあるのですが、さすがは川端康成先生。立派な書を書かれますね。

 庭に面した御椅子席に案内されましたが、お庭の様子が暗いのでよく見えません。座敷もあるそうです。

 私は中途半端な時間に行くのがモットーなので、混んではいませんでしたが、上品なご婦人のグループや、良い歳の召され方をなさったなあと思われる、年配の御夫婦など、とても大人の雰囲気です。

 私は旅行先でわざわざマクドナルドに行って、若い子の様子を観察するのも好きなのですが、こういう落ち着いた佇まいのお店も良いですよね。

お食事を注文すると、まず、お茶と一緒にお菓子が出てきます。

 




 お皿に小さなクッキーボールが一粒。

 さくっと歯ごたえがある、甘くてミルキーなお味です。

 お会計の際に、このお菓子の正体が分かりました。

『いもぼうる(登録商標)』






 レジでも売っていて、サンプルとして、良かったら買ってね。ということらしいのです。

 HPにはこう説明がなされています。

 『特選やまと芋を使用、サックリとした当店特製焼き菓子で半世紀振りに復活。老若男女を問わずご好評頂いております。700円~(税別)』

 お芋のクッキーなんだねえ。

それで、注文した『月御膳』が出てきました。






『月御膳』は、いもぼう、祇園豆腐、小鉢、梅椀(吸物)ごはん、香の物で、2,400円(税別)也のリーズナブルな御膳です。



まず早速、主役で、ここの名物『芋棒(いもぼう)』にご登場願います。






海老芋(えびいも)と棒鱈(ぼうだら)で『芋棒(いもぼう)』ということです。


 ジャガイモの食感もっときめ細かく、上品にしたような食感です。

 少し里芋風の粘りのある歯ごたえなのですが、すっと歯が入ります。中まで均質に火が通り、味も染みています。

 あえて味を例えるなら、焼き芋や、栗きんとんを連想させるような甘みがあって、これに、甘辛く煮しめた鱈の味が良くマッチしています。

 棒鱈の味付けは、やはり京名物のにしんそばの鰊と、共通したところがあります。

 棒鱈(ぼうだら)が噛むと身がはらりと崩れます。

 どちらも時間と手間をかけて出来ていることが分かります。

もともと、海老芋はこんな形のお芋です。【『いもぼう平野家本家』HPより】






店の前のショーウインドーには、大きな棒鱈(ぼうだら)が飾ってありました。






北海道産の鱈です。


『いもぼう』の由来はこうです。


江戸の中期、元禄から享保にかけて青蓮院の宮様にお仕えしていた、平野家初代・平野権太夫さんはお勤めの傍(かたわ)ら蔬菜(そさい)や御料菊の栽培をしていました。

青蓮院(しょうれんいん)というのは、京都市東山区粟田口(あわたぐち)三条坊町にある天台宗の寺院で、青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)とも称することがあります。山号はなく、開基(創立者)は伝教大師最澄。

 ちなみに、現在の青蓮院門主(住職)は、旧東伏見宮家(ひがしふしみのみやけ)の東伏見慈晃(ひがしふしみ じごう)様と書こうとしたら、この方は、今年平成26(2014)年の1月1日に、103歳の御長寿で遷化されておられるので、今は代替わりしているはずです。

それで、平野家初代・平野権太夫さんがお仕えなさっていた青蓮院の宮様がどなたなのか、青蓮院の歴代門主をWikipediaで調べてみると、


年代的に、元禄年間 (1688~1704)から享保年間(1716~1735年)の間ですから、青蓮院宮尊祐法親王(しょうれんいんのみやそんゆうほうしんのう)殿下ではないかと思われます。

 青蓮院宮尊祐法親王殿下は、江戸中期の親王で青蓮院門跡。伏見宮邦永親王第二王子。霊元天皇の養子。名は庶康。幼称は寛宮、字は義啓。親王宣下を受けられ得度、天台座主となられ、一品に叙せられました。

 書を能くし、延享4(1747)年薨去なさっています。享年五十一。

ある時、この、青蓮院宮尊祐法親王(しょうれんいんのみやそんゆうほうしんのう)殿下が九州御幸(みゆき)の折にお持ち帰りになった唐芋(とうのいも)を祇園円山(ぎおんまるやま)の地で栽培したところ、京の地味にかなって立派に育ち海老に似た独特の形と縞模様を持った『海老芋(えびいも)』となりました。


権太夫さんは、この海老芋と宮中への献上品であった北海道産の『棒鱈(ぼうだら)』という“出会い”の食材とを一緒に炊き上げる工夫を重ねることによって京の味『いもぼう』を考案します。

このように全く異なる性質の素材同士を組み合わせ、お互いの性質をうまく作用させる京料理のことを、京都の人は『出会いもん』と呼ぶのだそうです。

『いもぼう』は、厚く面取りした海老芋と、一週間余りかけて柔らかく戻した棒鱈を丸一昼夜かけて炊きあげます。


棒鱈を炊くときに出る膠質(にかわしつ)は海老芋を包んで煮くずれを防ぎ、海老芋から出る灰汁(あく)は棒鱈を柔らかくするという理にかなった素材の性質が組み合わさって、味の相乗効果を生み出すのです。

この独特な炊き方を平野屋さんでは、『夫婦炊き(めおとだき)』と呼び、一子相伝【いっしそうでん=学問や技芸などの秘伝や奥義を、自分の子供の一人だけに伝えて、他には秘密にして漏らさないこと】で継承しているのだそうです。

 つまり、平野屋本家当主を継ぐ人だけが、他では真似の出来ない本来の『いもぼう』作りの技を知ることが許され、それが約300年に亘って連綿と受け継がれているのですね。

それで、いもぼうでご飯が進みます。






 やはり、日本人はご飯だねえ。

香の物は、関西では忘れてはならない昆布と、酸味の効いたお漬物です。






小鉢は、ゴマであえたこんにゃくで、箸休め。






京豆腐に吉野葛のトロ~リあんをかけた祇園豆腐です。






 辛子が載っていて辛いのでかき混ぜてくださいとお店の人に言われたのですが、それほど辛くありません。


 吉野葛が絡んだお豆腐をそのまま食べると、薄味で少し頼りが無いので、吉野葛のとろみのあるお汁をを飲みながら一緒にお豆腐を食べると丁度良い塩梅でした。

 お吸い物を食します。





京のお吸い物に欠かせない湯葉とさっぱりした三つ葉と味の程よく染みたしいたけや、ぷりぷり蒲鉾を食べたらば、


あらびっくり。







瓢箪(ひょうたん)の形の卵焼きが現れました。こういった趣向で目を楽しませてくれる京都の洗練された文化がお洒落ですね。


店の前のショーウインドーには、だし巻き卵のサンプルが飾ってありましたが、この段階で既に断面が瓢箪(ひようたん)の形をしているのですね。






 お上品な卵を食べて汁を飲むと、最後にほのかなゆずの風味が。

瓢箪が平野屋さんのトレードマークなのですね。






瓢箪といえば、真っ先に豊臣秀吉公の馬印(うまじるし)「千成瓢箪(せんなりびょうたん)」が思いかぶのですが、ここの瓢箪の由来はそれではないようです。


大黒囊(だいこくのう)【『いもぼう平野家本家』HPより】






これは、平野屋さんに代々伝わる瓢(ひさご)の置物なのだそうです。

 十一代粂蔵さんが壊れていた箱を作り直し、その謂(いわ)れを箱に書き記したと伝えられているそうです。 その姿は下膨れで安定性があり、口は小さく可愛らしく、その名の様に大黒様が背負っている袋の様にみえます。

大黒様は、五穀豊穣・子孫愛育・出世開運・商売繁盛の神様だから縁起が良いのですね。

そういえば、お椀のフタの内側にも瓢箪が。






お座布団にも瓢箪が。






御手洗いに向かう通路の壁に大きな木がはめ込まれていました。【写真は『いもぼう平野家本家』HPより】






樹齢約200年の椋(ムク)の樹で、長い間、平野屋さんの歴史をずっと見守り続け、今も元気に生長し続けているのだそうです。


舟板に書かれた古い看板【写真は『いもぼう平野家本家』HPより】






 舟板の古材に書かれた古い看板で、昔使用していたそうです。

 船というと、高瀬舟かな?それとも三十石船(さんじっこくぶね)か、はたまた北前船(きたまえぶね)か・・・。棒鱈を運んできた船なのかな?廃物利用した看板に歴史を感じますね。

 ということで、『京名物 いもぼう 平野家本家』さんでした。

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