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パンダ君に会いに行ったよ! 【ファイルC1】2006.10

【ファイルC1】2006.10 パンダ君に会いに行ったよ!


パンダ君に会いに行ったよ!


 友達に、パンダをやっている人がいるので、久しぶりに遊びに行きました。

 パンダ君は人気者なので、私のブログもパンダ君の人気にあやかろうと思ったんだ。

 いわば、便乗商法です。

 それで、カメラを持っていったのですが、メスのパンダちゃんは、体調が悪いのか姿が見えないねえ。

 オスのパンダ君だけがいました。

 でもねえ、パンダ君は世の中に何の不満があるのか、向こうを向いて、ふて寝していたんだよ。




 友人として、見かねて注意すると、今度は、面倒くさそうにゴロンと寝返りを打ちました。まったく反抗的な態度です。




 しょうがないので、他所の動物の人達に会いに行って、もどってきたら、まだ寝ていました。

 そして、やっと目を覚ましたと思ったら、笹の葉をムシャムシャと食べました。




 パンダ君は大飯食らいなので、左手で食べている時に、右手で次の笹の葉を持って準備しています。




 食べ終わると、寝ぼけた子供のようにフラフラと徘徊しました。




 そして、鼻が痒いのか、左手で、鼻を掻きました。




 その後、喉が渇いたのか、お水をごくごくと飲みました。




 そして、また向こうを向いて、ふて寝しました。




 もう、ずっと起きません。

 それをじっと見つめている、遠足で来た幼稚園の男の子がいました。

 チビッコハウスの伊達直人君みたいに『俺はパンダになるんだ。大きくなったら絶対パンダになってやる・・・・』って、うわ言のように繰り返し呟いています。

 伊達直人君は『俺は虎になるんだ』って決心して、プロレスラーを目指して、『タイガーマスク』になりました。

 渥美清さんは『俺は寅になるんだ』って決心して、テキヤを目指して、『フーテンの寅さん』になりました。

『俺はパンダになるんだ』って決心した彼は一体どうなるんでしょう?彼の将来がとても心配です。

 怠けている罰に誘拐してきた子パンダ君。身代金は720円だよ! 



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NHKみんなのうた『ぼくはくま』は良いよ! 【ファイルP1】2006.10.28

【ファイルP1】2006.10.28 NHKみんなのうた『ぼくはくま』は良いよ!


NHKみんなのうた『ぼくはくま』はかわいいねえ。





「ぼくはくま」

 うた:宇多田 ヒカル
 作詞:宇多田 ヒカル
 作曲:宇多田 ヒカル
 編曲:冨田 謙、宇多田 ヒカル
 アニメーション:合田経郎

 NHKをなんとなく見ていたら、みんなのうたをやっていて、この番組は長寿番組なんだけど、お金をかけた贅沢な作りなもんだから、曲もアニメーションもけっこう凄いんだ。

 昔、私は『小犬のプルー(本多路津子)』って曲が大好きだったけどねえ。この曲が入ったCDが品切れなんだよ。DVDで出してくんないかな?これもアニメーションが良かったから。
 
 ・…って、あれえ?通販でDVD出てるみたいだけど、12巻セットだよお!うへえ。分売で一般発売してよお!何考えてんのさ!

 NHKエンタープライズ社って、OBの天下り先なの?どうして、こんな商売ができるわけ?各巻約30~39分ってさあ、最低一巻80分でしょ?どうしてこんなに高くて、嵩張って、分売しないのさ?30~39分×12巻

 それで、今回みた「ぼくはくま」は傑作なんだよ!



 ほのぼのとした曲の雰囲気とアニメーションがマッチしてね。すぐに次の回の予約録画をしたよ。

 もう一度見ると、うーん。いいねえ!宇多田 ヒカルさんって、淡々と素直に歌う方が私は好きだな!
 良い味が出てるよ!

 合田経郎さんのパペットアニメが凄いねえ。くまさんの仕草や表情がとってもデリケートなんだよ。

 くまさんがスケートボード(玩具の車だよ)に乗ってスラロームしたり、両目にボタンをくっつけたり、ギターを弾いたり。

 そしたら、やっぱりこの曲の反響が凄くて、DVD付きのシングルが出るみたい。


 それにしても、発売元が、東芝EMIで、NHKエンタープライズ社じゃなくて良かったねえ。

『ギャラが安いから、音楽・映像の発売は宇多田の専属の東芝EMIにしてね』っていうNHKと宇多田事務所との駆け引きが分かり易いねえ。

 宇多田 ヒカルさんのウェブサイトでも、「ぼくはくま」のスペシャルサイトを別に設けたみたい。


 こんな感じの、ほのぼのアニメーションです。



メリーさんの主婦論について 【ファイルG8】 2006.10.27


【ファイルG8】 2006.10.27 メリーさんの主婦論について

本編ファイル16・17の解説

 今回は執事のメリーさんが、主婦論について長広舌を振るいました。

 実はこのモノローグは、あまりに唐突で、冗漫で、ストーリーのバランスを大きく損ねるため、何度も没にしようかと思いました。

 実は、この話はファイル15より前に、8割がたできていたのです、

 当ブログを訪れていただいている女性も、プロフェッショナルとして、存分にご活躍されている方が多いので、気が引けるということもあります。

 しかしながら、やはり、『主婦の意見』というのも主張しておかないと、世の中アンフェアに過ぎるのではないかと思い、あえて、削除せずに掲載いたしました。(それでも、フェミニストの思想的背景に関する文章は殆ど刈り込みました)。

 その意見は、『共働き主婦の方』にも、共通する問題を含んでいると思うのです。

 私の母は、子供の育児にかまけていた時は、単なる主婦(フェミニストが本音で言いたいところのセンギョウシュフ=『賤業』主婦)でした。これは、父が会社員の転勤族だったことも大きかったと思います。所謂『引越し貧乏』でした。勿論、私自身、なに不自由なく育てて貰ったわけで、そのことに関して本当に感謝しております。

 彼女は、子供の手がかからなくなってから、パートをしたりしていました。本当に器用な人で、父が比較的若く急逝した後は、縫製の仕事で自立していました。

 ただ、母親の共働きの女性に対する視線にはかなり厳しいものがありました。『彼女達は、都合が悪くなったり、地域やPTAの仕事を免れる時に限って《仕事があるから》と言って逃げる。それでいて、私たちより派手な生活をしているではないか。なのに、自分は自立しているという気位だけ高くて、主婦を見下している。今の世の中はそういった人達の肩を持つ。おかしいのではないか・・・』

 メリーさんも言うように、私は能力がある女性が社会で働くことに関して、何等異議を差し挟みません。特に、ブログをはじめてから、ますます『男性より女性の方が、知性や感性において豊かな人が多いのではないか』という感を強くしています。

 そして、主婦の仕事というのは、それほど容易ではなく、それに対して敬意を払うべきだし、主婦の仕事だけで精一杯の女性を見下すのは絶対にやめてほしいということなのです。

 第一、主婦のことを『家畜』と言って根拠もなく見下す愚劣極まりない人権侵害差別行為がテレビを初めとしたメディアで堂々と許されるのに、別に差別語でない言葉でも、マスコミにとっての差別語なら、まるで、それを発した人間が人非人のように糾弾されるのが不思議でなりません。

 そもそも、働き盛りの『専業会社員』の男性でさえ、過労死、自殺が異常な増加をしているというのに、そのような8時間労働というILO基準をおおよそ無視した劣悪な労働環境を放置したまま、何が『男女共同参画だ!』と思います。

 例えば、女性初の財務省主計局主計官(防衛担当)だった元ミス東大で法学部出のバリバリのエリート・キャリア『片山さつき衆議院議員』が、徹夜続きの大蔵省時代に、家事なんかできたと思いますか?
 
 彼女は、選挙のとき、ラフな格好して、お買い物に行って、さんざん、庶民の主婦感覚をアピールしていましたが、実情は元夫だった政治評論家の枡添要一さんの話を聞けば分かります。

 結局、派遣社員と同じで、女性に何等身分保障の無い不安定な労働環境で過酷な仕事を強いて、団塊の世代の退職後の労働力不足の穴埋めに使いたいという魂胆はミエミエです。

 それから、行政が酷い!この人達って頭がついてるのかな?

 私の住む町には『この不景気』に最近結構、公立の施設の建設ラッシュなんですけど、その中の大きなビルのワンフロアがまるまる『男女(女男?)共同センター』っていうオープンスペースなのです。

『この不景気』って書きましたが、実は日本は2002年1月からずっと景気上昇局面が続いていて、この4月には戦後2番目の「バブル景気」に追いつき、10月には戦後最長の「いざなぎ景気」を抜いて、最長記録を更新しそうだということです。

 一体どこの国の話でしょう?本当に何のために働いているかわかりません。スジャータちゃんなんか、T中Z務大臣のことを完全にB鹿呼ばわりしてますから。

 エレベーター以外の入室手段が無くて、外から無茶苦茶入りにくい雰囲気ですが、私は、『どういうわけかマイカー持ってる、裕福な生活保護世帯』と違い、『収入の捕捉率100%の完全無欠納税者様』だからデカイ面して入って行きました。

 置いている雑誌が、クロワッサンに、婦人公論になんと『週間金曜日』!佐高信が編集人の左翼雑誌、普通の人は絶対読みません。皆さん、この雑誌の名前、ご存知でした?思想傾向がわっかりやすいねえ。 

 資料コーナーには、『登録グループ以外の方が閲覧される際は、事務室にお声をおかけください』って書いてあるんだ。この登録グループなるものがどういう団体か、明瞭に分かろうというものです。

 眺めの良い窓際には綺麗な椅子が置いてあって、清涼飲料水の自動販売機まであって、いたれりつくせりの、税金使い放題です!

 学習室とか会議室は、どこが男女共同参画なんだっていう団体が使っていて、学習テーブルでは中学生が自習しています。

 こんな施設、一般の市民が何に使うのよ!中学生と特定の思想傾向を持った政治団体の溜まり場じゃんか!

 こんな税金の使い方していいの?

 こんなのを見ると、ガラが悪くなるねえ。

 市長選挙や、議会の思いっきりあっち方面対策というか、『我が市も男女共同参画には熱心だから予算つけたけど、まあ、ハコ物作るのが、いっちゃん分かりやすいもんね!広報誌にも写真入りで載せやすいし!』っていうのが、バブル時代とあいも変わらぬ政治手法です。何が改革だよ!ふざけてるよお!

 そもそも、最近、ハンセン氏病のことをハンセン病、バセドウ氏病のことをバセドウ病、パーキンソン氏病のことをパーキンソン病と呼ぶようになりました。どうも『氏』をつけると、ジェンダーフリーに抵触するらしいのです。

 では『摂≪氏≫20℃』は『摂20℃』と言わなければならず、『妊産婦』『産婦人科』『産婆』は『妊産士』『産士人科』『産高齢者』と呼ばなければならず、『小さな看護婦さん、メンソレータム♪』は、『小さな女性看護師さん、メンソレータム♪』と歌わなければならないのです。だから、当然『バレリーナ(女性)』『バレリーノ(男性)』は『バレエ・ダンサー』です。

 けっ!フザケないでよ!こんなことのナショナル・コンセンサス(国民的合意)って、何時とれたのよお!

 堀ちえみの『スチュワーデス物語』が『客室乗務員物語』だったとしたら、誰が観たでしょう?

 じゃあ、母体の保護とか、考えなくていいわけ?本気で『ジェンダーフリー』なんて言い出したら、男が得するに決まってるじゃない!

 フェミニストの人たちは、『男は結婚して女をこき使えるから楽だ』って言うけど、今の時代は、便利だから、男の独身者は妻帯者や女の独身者と比べて楽だよ!

 何だか、最近、話の行きがかり上、歴史・政治問題に顔を突っ込んだり、今回は、理屈っぽくなりました。

 私は、こういうのって、はっきり言って苦手だよお!

『アトモス部屋』は、いろんな趣向の『ごった煮』として楽しんでいただくページを目指しています。

 入室者の皆様におかれましては、めいめい気に入った部分を楽しんでいただけたら幸いです。

 美味しいとこ取りしてくださいね!それが私の本意です。

 もちろん、反論のコメントは大歓迎です!

ライフライン(都市生活基盤設備という意味での誤使用)という言葉について 【ファイルG7】 2006.10.27


【ファイルG7】 2006.10.27 ライフライン(都市生活基盤設備という意味での誤使用)という言葉について

(※注)『都市生活基盤設備』という言葉について:

 私は『都市生活基盤設備』のことを『ライフライン』という、英語圏で『一般的』には使用されない知った被りでエエカッコシイの用法を平然と使うような軽薄な現代日本の風潮が大嫌いです。

 震災の時、瓦礫の下にまだ人が埋まっているのを他所に、この言い方を始めた人間は、心密かに、はしゃいでいたに違いないから・・・。

 どうでも良い言葉を『差別語』とイチャモンを付け、『言葉狩り』で狩っておきながら、こんな酷くてふざけた言葉は野放しです。

『life line』とは、海に落ちた人間を救出する時に使う救命ロープのことです。

 日本版のフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では、『1971年のサンフェルナンド地震において、当該意味を表す用語として主に専門家によって使用されはじめた』とあり、『life lineが和製英語であるというのは誤解だ』としていますが、『専門用語だ!』って開き直られても、ネイティヴが分からない言葉を日本人が使うのは、やはり笑止千万です。

 ところが!英語版のWikipediaには、『ハイラインのSF小説の題名』としか紹介されておらず、『何が専門用語だ!』と思います。

 例えば、『ネコババ』のことを日本語の『法律専門用語』では、『占有離脱物横領(せんゆうりだつぶつおうりょう)』と言います。これをアメリカ人が使っていたとして、日本人が『なんだその言葉?それはアンタ方が勝手に作った米製日本語じゃないか?』と訊ねたら、『専門用語だけど、日本語として正しいから使っているのだ、日本人なのに知らないのは無知な証拠だ!』って反論されたら大笑いでしょう?

 実在した悲劇的な事件を痛快娯楽アドヴェンチャー映画に仕立てた凡作『タイタニック』(そのくせ、乗客が冷静でいられるように最後まで音楽を奏で続けた、『実在した勇敢な楽師』のエピソードに対して、『一等船室は音楽付か!』と博打で切符を手に入れて乗船した胡散臭い貧乏画家が品性下劣な愚弄をしています。こういうのを大衆迎合と言います。まあ、アメリカ合衆国というは、母国で食い詰めた人たちが、作った国なので、彼等がこういう映画を作ると、ポピュリズムに陥るのは当然ですが)と異なり、ドキュメンタリータッチで、格調高く描かれたイギリス映画の『SOSタイタニック』において、海に降ろされようとしている救命ボートに女性客しか乗っていないのに気がついた船員が、何とかしようとしていた時に、同僚から、『life lineを伝ってボートに降りろ』と言われるシーンがあります。

 また、『クイズ$ミリオネア』という番組は、みのもんたのアクの強さと、解答結果を言い渡す時の溜めが鬱陶しいのと、問題の難易度が極端すぎるので私はあまり好きではありません。しかしながら、これはイギリスの『Who Wants to Be a Millionaire?』という 番組の日本版のため、流石に『ライフライン』という言葉は、解答者が答えに詰まったときの『命綱』という正しい意味で用いられています。

 小学生に英語を教える余裕があったら(これだけ学力低下が叫ばれていて、そんなものあるわけ無いのに)、もっと日本語を学ばせるべきです。

 私は、『占有離脱物横領』という言葉を一般の人が知らない状況は、社会が健全である証拠だと思っています。そして、日本語をまともに喋ることができないプロのアナウンサーが、『ライフライン』という言葉を得意げに使うような社会は、不健全だと思います。

スジャータ、キャリアウーマンになりたいよお『その2』 【ファイル17】2006.10.27


【ファイル17】2006.10.27スジャータ、キャリアウーマンになりたいよお『その2』

「スジャータ様のお母様は、お母様ですよね」
「お母さんはお母さんだよ」
「そうでしょう。主婦は主婦です。兼業も専業もありません。
 日本の勤労者は、その多くがサラリーマンです。転勤があります。日本の経済発展は、転勤族のサラリーマンの功績に負うところが大きいのです。
 その上、彼等は、収入の捕捉率100%の納税者です。

 私の場合、夫が転勤の無い職業で、共働きで働ける条件が恵まれているのです。

 第一、『女性の社会進出』って、メディアで御立派な御託宣を述べてらっしゃる方々は、作家やタレントのような自由業とか、大学教授とか、民放ネットワーク・キー局のアナウンサーとかいった東京で働いていて、転勤と関係ない方々ではありませんか。

 共働きの方が時間的に家事・育児には不利だから、大変なのは事実です。しかしながら私は、夫の母に育児を手伝ってもらっています。一人で子育てをしているわけではありません。
 それを、自分だけ自立しているような口を利くのは傲慢だと思います。

 それなのに、共働きがあるべき姿で、家事育児だけしている主婦をことさらに『専業主婦』と呼ぶのはおかしいと思います。

 先程もスジャータ様がおっしゃったように子供にとって、母親は母親です。
 泣き喚く乳幼児に、女性の社会進出の意義なんか話しても理解できるものですか。

 妻が経済的に自立してないから、夫の横暴に耐えなければならないといいます。確かに、経済的基盤を持った女性は、普通の主婦よりも磐石な地位を勝ち得ることができます。『カカア天下と空っ風』いう言葉は、上州では繊維産業に従事する女性の立場が相対的に強かったことを意味します。

 しかしながら、それは、主婦労働の価値を認めない社会と夫が責められるべきです。

 それがどうですか、専業主婦は社会的労働を行っていないから、労働者ではないとか、家畜だとか、言いたい放題言ってる人がいるではないですか。たいてい、それは女性の社会進出による男女の共同参画社会というものを無批判に肯定する人達です。
 
 夫が外で働いて、主婦が家庭を守るというのも、りっばな男女の共同参画社会じゃないですか。

 これは、絶対に誤解してもらいたくないのですが、私は、優秀な女性が、社会に出て働くこと自体は、別に悪いことではないと思っています。条件が許して、女性に能力があれば、むしろ歓迎すべきことだと思います。また、経済的事情から、共働きを余儀なくされている方々もいらっしゃるでしょう。でも、もっと貧しかった時代の方が、共働きは少なかったのではないのですか。

 私も、今こうやって、スジャータ様の下で働かせていただいています。

 もちろん、地域社会の紐帯が強固だった昔と違って、大家族で、地域ぐるみで子供を見守った、昔と違って、子育てをする主婦が、孤独で不安のうちに育児を行っている現実は直視すべきです。私は、女性だけに家事・育児の責任を押し付けるのは、過酷だと思います。ですから、夫を初めとした社会がそれを分かち合う必要があることは言うまでもありません。

 家事・育児というのは本当に大変です。幾ら、ガス・水道等の都市生活基盤設備(余禄と補遺で解説)や、家電が発達したからといって、それらは本来的に片手間でできるような仕事ではないはずです。ですから、家庭で働くだけで精一杯の女性がいるのは、当然の事なのです。

 それなのに、家事育児に専念したいという女性に対して『家畜』呼ばわりする女性が存在することを私は許しがたいことだと思っています。

 同姓に対する裏切り行為です。味方に背後から狙撃されるのと同じです。

 私はそれらの人達に、同性に対して社会進出せずに主婦に専念することは罪悪で、封建的で遅れているという強迫観念を押し付けるという行為は、愚劣だから絶対にやめて欲しいといっているだけです。

 主婦と共働き主婦とが論争をすれば、共働き主婦が勝つにきまっています。共働き主婦たちは社会で語る言葉と方法を持っているからです。そのようなハンデがあるにもかかわらず、却って共働き主婦の立場を擁護する意見をマスコミが一方的に取り上げるばかりではなく、行政が音頭をとって、そのような意見を広めようという風潮を私はアンフェアで、卑怯だと思っているのです」


「だそうです」とメリーさんの勢いに気圧されたシルベさんは応じた。


「一般に、普通の女性は、『ステップアップ』とか『自己実現』のために『キャリア』に憧れます。

 学者として、また経営者としての才能と実績をすでにお持ちのスジャータ様が、今更『キャリア』にあこがれる姿は滑稽です。私にはスジャータ様のような才能はありません。私はスジャータ様の豊かな学識と才能に憧れているのですよ。

 私はスジャータ様以外の何人の執事になるつもりもありません。

 スジャータ様が庶民のことを知りたいという態度は立派だと思いますし、尊重したいと思います。また、そのために、私としてもできる限りお手伝いをしたいのですが、それは、行き過ぎると、牛の角を矯めることになるのではないかという危惧を抱いているのです。自分の身を誤るような無理だけは絶対にやめていただきとうございます」

「わかった、メリーさんの言うことを聞くよ。スジャータ、キャリアウーマンはあきらめるよ。有益なお話、どうもありがとう。さがってください」
 その言葉を聞いて、メリーさんは微笑みながら深々とお辞儀をして踵を返し、部屋から下がった。

「実はねえ、これはメリーさんには内緒だよお」

 いつもの口調にもどったスジャータちゃんは、悪戯っ子の目をくりくりさせながら、小声で話し始めた。

「スジャータって以前に中小企業の採用試験を受けたことがあるんだ。でもねえ、落っこちちゃった。てへっ」

「それで、履歴書は正直に書いたの?」

「あったりまえだよお。スジャータって嘘つきじゃないよ」
「あのねえ、その中小企業っていうのは、多分、スジャータちゃんが筆頭株主やってる会社よりずっと小さいと思うよ。そこにハーバード大学ビジネススクール出の東証二部上場会社の創業者で筆頭株主が就職試験を受けにきたら、就職にきたんじゃなくて、会社を乗っ取りにきたとしか思えないよ。スジャータちゃんなんか雇いっこないよ」
「考えてみればそーだね。シルベさんの言うとおりだね。

 でも、スジャータの気持ちってのわあ、庶民になりたいよー。だから、シルベ先生、よろしくお願いするね」

 シルベさんは、本当に疲れてしまった。

スジャータ、キャリアウーマンになりたいよお『その1』 【ファイル16】2006.10.25


【ファイル16】2006.10.25スジャータ、キャリアウーマンになりたいよお『その1』

 前回、あれだけ心配させられたスジャータちゃんだが、もうケロッとしている。
 彼女の中で、気持ちの整理はついたのだろうか。心配したシルベさんがノレン君に、心当たりが無いか聞いている。

「ああ、姉貴ねえ。

 姉貴はむしゃくしゃすることがあると、別荘に設置されている加速装置(サイクトロン)で実験に没頭するんだよ。

 あの時も、加速された電子と陽電子を衝突させて、B中間子と反B中間子対事象の崩壊過程を、Belle測定器で調べて、CP非保存の研究をしてたよ。寝食を忘れてね。そういう時の姉貴は、凄くおっかないから、そっとしておいてやるんだよ。

 よく、女の人で、夫婦喧嘩でお皿を崩壊させて・・・・、じゃなかった、割ってストレスを発散させる人がいるだろ。あれと同じじゃないかな?」

「それ、少し違うんじゃないかなあ」
 
 そう言ったシルベさんは呆れ顔だ。
 
 何はともあれ、今回もスジャータちゃんは絶好調である。ひとまず安心だ。

「シルベ先生。『キャリアウーマン』て、なあに?」
 
 シルベさんは、これまでスジャータちゃんが自分の事を『先生』と呼ぶとロクなことがないことが分かっているので身構えながら答えた。

「技術や知識を習得して、自立して社会の中でキャリアを積んでバリバリと働く女性のことらしいね」
「ふーん」
「スジャータちゃんみたいな、親掛かりの裕福なお嬢さんが、庶民の生活を理解したいのだったら、働くのも良いかもしれないね」

「あれえ。シルベさん誤解してるよお。スジャータ親掛かりじゃないよお」
「お父さんの会社を手伝ってるの?」
「違うよお。スジャータの会社だよ」
「うそだろ?」

「うそじゃないよお。
 暴走族やってた時に、研究で特許をとってえ、その特許料を資金にしてえ、会社を作ったの。最初はバイク宅配便の会社だよ。
『チーム・スジャータ』以外のグループの『族』の連中はあったま悪いから、就職口が無かったんだ。それで、社員にしたの。みんな、ちゃんと更生したんだよお。それだけじゃ利益が上がんないから、他の業種の会社も設立したの。

 コングロマリットってやつ。

 スジャータ、経営は得意だもん。それでもって、利益が上がって、いろいろと忙しくなったから、東証二部に上場したところで面倒くさくなって、今はお父さんの会社の人にまかせてるの。私は創業者で筆頭株主。経営顧問だけやってるの。だから、親掛かりなんかじゃないよお」

「・・・・・・・。あははははははは。ふーん。偉いんだね」

「そうなんだ。スジャータって偉いんだよ。えっへん。でもスジャータって、キャリアウーマンじゃないでしょ?」

「うん、経営者は違うかもね」
「スジャータつまんないよお」
「ああ、またスジャータちゃんのわがままが始まった」
「『また』って何よお」

「でも、スジャータちゃんの周りにも技術や知識を習得して、自立して社会で働いている女性っているでしょ」

「執事のメリーさんみたいに?」

「ああ、あの羊を飼ってる、執事のメリーさん?」
「うん、そのメリーさんだよ。京都大学を出て、弁護士と公認会計士の資格を持ってるんだよお」
「・・・・・・!それは、申し分の無い、完璧なキャリアウーマンだね」

「すっごーい。そーなんだ。メリーさんて偉いんだね。じゃあ、彼女を呼んでお話を聴こうかな」

 私の住んでいるアトモス部屋は二間である。それをスジャータちゃんの使用人が、一間を今私たちの話している居間兼書斎に、もう一間を、ボディーガードのまあくんと、執事のメリーさんの控えの間兼寝室にしつらえ、部屋間の連絡にインター・フォンを設置したのである。

 スジャータちゃんがインター・フォンで連絡すると、執事のメリーさんが現れた。

「とつぜんで申し訳ないんだけど、スジャータの質問に答えてね。勿論差しさわりの無い範囲で結構だよ。
 ところで、メリーさんはキャリアウーマン?」
 
 スジャータちゃんはいつもと違ってはきはきと話す。

「違います」
「じゃあなに」
「執事です」
「でもキャリアウーマンでしょ」
「違います。その言い方、私は軽薄だから嫌いです」
「どうして?」
「何か荷物を運んでいるみたいだし」
「それで?」
「私は食べるために働いているし」
「それってキャリアウーマンじゃないの?」
「違います。私は彼女たちみたいに社会進出なんて馬鹿なこといいたくありません。食べなきゃなんないからお金が必要。お金が要るから働く。働く以上責任がある。責任があるから、プライドを持って一生懸命働く。当たり前のことです。
 そこに社会進出なんていう言葉なんか介在しません。第一、主婦も立派な仕事です。お給料をもらって働くのも、家庭で働くのも、立派な仕事です。そこに序列をつける考え方が私には卑しく思えて嫌いです」

「・・・・だそうです」とシルベさん。

「ふーん」

(『その2』に続く)

岡山の『桃太郎ぶどう』は美味しいねえ! 【ファイルS3】2006.10.22

【ファイルS3】2006.10.22 岡山の『桃太郎ぶどう』は美味しいねえ!


『桃太郎ぶどう(瀬戸ジャイアンツ=岡山)』が届いたよ!


 ビニールがかかった『桃太郎ぶどう』さんたち。ももたろさんのシールが付いてるねえ。




 房の状態の『桃太郎ぶどう』さんたち




 アップに耐える『桃太郎ぶどう』さんたち。茶色の斑点は、熟成すると出てくる糖度のあかし。粒が桃のように割れているのが『桃太郎ぶどう』の特徴です。




 一昨年、岡山の『桃太郎ぶどう』っていうのが、いろんなテレビ番組で紹介されて、既に完売だったから、昨年、中塚さんの『桃太郎ぶどう』をインターネットで予約して、すごく美味しくて、今年は、有名な吉田さんの『桃太郎ぶどう』を予約して、それが届いて、やっぱり美味しかったので、報告します。

 桃太郎ぶどうは、シーズン前予約です。

 所謂、青田買いです。

 それから、お値段が張ります。一房5000円前後です。でも、食べてみる値打ちはあります。

 安い『桃太郎ぶどう』もあるにはあるらしいのですが、一定の糖度を保つのが至難の業らしくて、それらは、はっきり言って、甘くないらしいのです。

『桃太郎ぶどう』のホームページはこちら



 味を言葉にするのは本当に難しいけれど、普通の葡萄のイメージの『ぷにゅっ』とか、『ぐにゃっと』した噛み心地ではなく、『シャリッ』とした歯ごたえがするんだ。

 食感と味は二十世紀梨に似てるんだけど、何故か『これが葡萄本来の味だ』って納得させられてしまうねえ。程よい酸味で甘さが勝るんだけど、さっぱりしていてベタベタと口に残らないよお。

 皮ごとそのまま口に放り込めるので、指先が汚れないし、種が無いのでイライラしないし、皮がはじける感触も、歯に心地よい刺激を与えるし、その瞬間に果汁が口中に広がる爽快感は病みつきになります。どうも、シャリシャリした食感と、甘さに、この皮が大きく関わっているようです。果物の皮と身の間って、美味しいしね。

 といったところかな?

 表面に茶色い染みも浮いていますが、これは『豊かな糖度のあかし』だそうです。まるで蜜の入った桃のようです。だから、桃太郎ぶどうなのでしょうか?

 収穫前に予約してえ、収穫したての完熟で、もぎたての状態で送られるのがインターネット販売のアドバンテージだねえ。

 岡山地方に台風等の自然災害が無いように、豊かな実りを祈るのも、健全な生産者と消費者の関係っていえるのかもね!不作で、収穫できなければ、当然、予約はキャンセルになります。今年は、気候が良くて、発育が良かったんだって。それで美味しいんだねえ。

 例え、葡萄一房だって、立派なぶどうのオーナーだよ。えっへん!

 ワインだって当たり年と外れ年があるからねえ。年毎の味の違いが分かるようになるまでになれば、真の『桃太郎ぶどう通』になれるのかなあ?でも、お小遣いが・・・!

 でも、このぶどう贈ってくれる人なんかいないし、もしいたら、お返しが大変だし・・・・。

 お酒に較べりゃどうってことないよね?と自らを励ましています。

 中塚さんちの『桃太郎ぶどう』は、まだ、一部今年の分を発送しているみたい。『すぐ食べたい!』って方は急いでね。

 今年の予約は5/18-5/22でしたので、『ぶどう好き』、もしくは『梨好き』を自負されている方で、来年もし、覚えておられたら、予約なさっては?

 中塚さんちのも、吉田さんちのも美味しいよ!

一心太助(小樽)のお刺身は安くて美味しいよ 【ファイルF4】2006.09.09

【ファイルF4】2006.09.09一心太助(小樽)のお刺身は安くて美味しいよ

一心太助は安くて美味しいよ


 本当はこの日、早く小樽について、小樽の水族館に行くつもりだったのですが、昨夜(といっても今日)の深夜にラーメンを食べたので、少し寝坊して、小樽到着後に、早速、タクシーの運転手さんに教えてもらった『一心太助』に向いました。

 行き方は、簡単。駅を降りて、前の広い道(国道5号)を右(南)にどんどん歩いていったら、JRのガードに出るから、その下を一旦潜って、道を渡って、ガード沿いにガード下を見ながら、東に行くとすぐにあります。

 小樽駅から歩いて10分ぐらいのところだよ。

 場所はこちらを見てね!


 これが、JRのガード下のお店です。こんなお店、教えてもらわなかったら分からないよお!
 北海道のガイドブックでは、見たことがありません。

 



 一心太助
 住所:北海道小樽市花園1-5-3
 電話:0134-34-1790
 営業時間:12:00~14:30、16:00~21:00
 定休日:日曜(連休中は営業)

 12:00から開店だって言うから、(11:40分くらいに前を通って場所を確認)すこし周りをお散歩してから、(関根勤のマネージャーだった色摩茂雄さんのご実家の『しかま寿司』が近くにあります)
 http://www.shikamazushi.co.jp/index8.htm
行くことにしました。

 それで、11:55頃に行ったら、もう、開いていて、中に入ったら、お客さんが席の半分ぐらい埋まっていました。北海道の人達の時間感覚がわからないよお!

 結構、みんな丼物を頼んでたみたいだけど、運転手さん情報で、ウニを単品で食べたいと思っていました。それにしても、私って、北海道で、『ウニ』ばっかり食べてるねえ。

 お店は、カウンターと、座敷の大広間で構成されていて、結構広いのですが、基本的に大衆食堂の佇まいです。

 私が注文したのは、これです。

 ウニ、さんまの刺身、カニの刺身、子持ち昆布、焼き魚(ホッケ)、ご飯。

 おかずの種類は5種類あるけど、焼き魚とお刺身の盛り合わせだしねえ、こんなもんでしょ?私は間違ってないよね。

 それで、出てきたのが下の写真です。

 じゃーん。

 最初に出てきた『子持ち昆布』さん。

 



 ぞくぞく出てきた、ウニ、さんまの刺身、カニの刺身の皆さん。

 



 最初に出てきた『子持ち昆布』さんが、ウニ、さんまの刺身、カニの刺身、ごはんの皆さんと合流しました。豪華でしょう?多いでしょう?うへえ!

 



 遅れて出てきた『大きなホッケ』さん(全長30cmぐらい)。注文してたこと、すっかり忘れてたよお~。どひゃー!

 



 うえーん。多いよお!食べきれないよお!

 まず、子持ち昆布です。昆布の弾力ある歯ごたえで、昆布のうまみが美味しい上に、卵が、まるで煮しめた数の子の味と『ぷっちん感』です。

 それにしても、『昆布だし』で味付けした数の子ですら美味しいのに、昆布の本体に数の子がくっついてるようなもんですよ。美味しくない訳がありませんよねえ!

 こんどはサンマさんです。サンマのお刺身が美味しいのは、『すし善』で実証済みだったので、迷わず頼みました。新鮮なサンマのお刺身って、トロみたいに脂が乗ってて、味がしっかり付いていて、且つ、青身魚から連想するような生臭さがありません。

 次がカニさんです。剥き身です。ちまちま、身を剥がす面倒くささがありません。
 カニさんのお味に集中できます。それで、写真でも分かると思いますが、とても太い身です。それで、大味かというと、とんでもない。安いパサパサのカニさんではありません。繊維に弾力と切れがあって、しっとりと『カニの味』がついています。

 お次がウニさんです。木の板にかまぼこさんみたいにテンコ盛りです。『多いよお』って聞いてましたけど、これほどまでとは・・・。甘いけど、やはりクリーミーで、ウニ独特の磯臭いしつこさがありません。さっぱりしています。

 お刺身ばっかりこんなに一杯食べるなんて、経験が私にはありません。

 付いている生わさびが、新鮮で美味しいこと!

 それで、ホッケさんです。大きいねえ!

 白身魚の上品な淡白さがあるんですけど、パサパサしていなくて、なおかつ青身魚のような魚独特の濃厚な味がついています。でも、口の中に魚を食べた後の生臭さが残らないのです。塩加減もよくって、素材の味が生きています。

 それで、骨もこんがりパリパリと、身と全く別の食感で、スナック感覚で食べられるんだよ。焦げ目も香ばしくって美味しいねえ!

 知り合いの女の子で、お魚が苦手だって言う子がいました。訳を聞くと、生まれ育ちが魚処で、新鮮で美味しい魚ばっかり食べて育って、都会のお魚はちょっと、苦手なんだって。

 その子の気持ちが、よーく分かりました。

 量が多いけど、もったいないので、無理して食べました。満腹を通り越しています。

 でも、丼にしなくて正解でした。これだけ多様な味を楽しめたから!
 
 それにしても、ここは、複数人で来て、分けて食べるのが正解ですね。

 それで、お勘定です。

 レジで、板さんに『沢山食べられましたねえ』って褒められました。
 これだけ食べて、しめて4650円!

 思わず、安いねえ!って言ったら、『儲けになりませんから、もう一度座って、食べなおしてくださいよ』だって・・・。うへえ!

 お腹が一杯で、顔を引きつらせながら、『また来ますね』っていうのが精一杯です。

 だってね。小樽の表通りのウニ丼って、2500円~4000円ぐらいするんだよ。

 このお店で出てきた、ご飯と、ウニだけより少ない量じゃないさあ!

 表通りの食堂の高い値札を見るたびに、得した気分になって、とっても嬉しくなりました。私って意地悪だねえ!

 店を出て、写真を撮ってたら、大学生の男の子が、写真撮りましょうか?って声を掛けてくれたんだけど、自分の写真は照れくさいので、お礼を言って断ったら、『ここは安くて本当に美味しかった』って、言ってたよ!

 小樽に来たら、また、来よおっと!それまで、値上げしたり、お店を畳んじゃダメだよ!

『らーめん信玄 南6条店』(札幌) 【ファイルF3】2006.09.09

【ファイルF3】2006.09.09『らーめん信玄 南6条店』(札幌)

 

『らーめん信玄 南6条店』に行きました。


 12:00~翌3:00 /定休日 年中無休
 札幌市中央区南6条西8丁目グランフィルム1階
 電話 011-530-5002

 これから食べられようとしている『信州(味噌味)』の人達。650円也
 



 どうも、ホテルで早めに寝て、夜中に目が覚めたのですが、昼にうとうとしたために、睡眠のリズムが狂ったようです。

 時計は午前2時を回っています。

『すし善』でお腹一杯になったので、札幌ラーメンは諦めたのですが、なんとか胃に隙間ができたようだし、眠れそうもないので、意を決して、行列のできる某有名ラーメン店に行くことにしました。
 
 札幌のラーメン屋さんは、『純蓮(じゅんれん)』とか『味の三平』とかに行ったことがあるのですが(どちらも美味しかったよ)、『そのお店』は、評判だけ聞いて、行ったことがありません。
 
 ホテルを出ると、丁度いい具合にタクシーが止まっています。乗り込むと早速、目指すラーメン店の名を告げました。

「近くで申しわけありません。ところで、この時間も並んでいますか?」

「並んでますねえ。お客さんは観光で来られたの?」

「はい、飛行機で」

「私は、あそこのラーメン食べたことあるんですけど、そんなに美味しいと思いませんでしたよ。仲間もみんなそう言っています。
 並んで食べるとがっかりしますよ」

「そうですか?」

「あそこは、確かに昔は美味しかったらしいんです。ところが、店が小さいのに、行列ができるでしょ。
それで、スープが追いつかなくて、他所で作り置きして出してるって話ですよ。仲間もあそこにはいきませんねえ」

「じゃあ、運転手さんのお勧めのお店があったら、そこに行きたいんですけど」

「そういうことなら、私がしょっちゅう行く美味しい店があるので、そこも、さっきの店と近くですから、ご案内しましょう」
 
 ということで、商談成立です。こういう場合はタクシーの運転手さんに聞くのが一番です。
 
『ミシュラン』というフランスのレストランのランク付けのことを皆さんも聞かれたことがあるでしょう?『ミシュランの三つ星レストラン』とかいって。
 
『三つ星』が最高ランクで、しょっちゅう秘密に調査して、味が落ちれば、ランクが下がります。

 あのミシュランというのは、『ミシュランタイヤ』のミシュランです。
 
 どうしてタイヤメーカーが料理のランク付けをしているかというと、最初、タイヤの宣伝パンフレットをトラックの運転手さん用にドライブ・インに置いてたんですよね。

 それで、美味しい食堂を載せると、運転手さんはよく読んでくれるので、そうしたら、確かにミシュランの評価が高い店は美味しいという評判になって、そのうちに高級レストランも調査するようになったわけです。

 ですから、地元の美味しいものというのは、しょっちゅう、その地域を走ってる運転手さんに聞くのがよかったりします。

 ただ、みんながみんな、美味しい店をご存知かというと、人それぞれで、勿論失敗もあります。まあ、賭けみたいなものですけど。

 しかしながら、私は基本的に並ぶのが嫌いだし、普通のラーメン好きで、マニアではなく、所詮ラーメンはラーメンなので、『並んでまで食べるのはちょっと・・・』という思いがあったので、運転手さんの言葉に、渡りに船とばかりに飛びついたわけです。

 札幌駅前から、『すすきの』にあるその店まではすぐでした。

 着いたのは、『らーめん信玄 南6条店』。本店は石狩にあります。
 
 店の前に乗りつけ、料金を払ってから、降りようとすると、運転手さんが聞きました。
 
「お客さん、食べたらまたホテルに戻られるの?」
「そのつもりですが」
「だったら、食べ終わるまでここで待ってますから、帰りもお送りしますよ」

 それはそうですよね。

 運転手さんも、次の客を見つけるために流したり、客待ちをするぐらいなら、ラーメンを食べる時間だけ待ちさえすれば、確実に乗る客を待ったほうがいいに決まっているし、私も、ラーメン食べてから、また、タクシーを拾うのもしんどいし。

 ということで、利害が一致して、申し出どおり待ってもらうことにしました。

 店内の席は客で埋まっていて、かろうじて一席だけ空いていたので、そこに座りました。

 すると、新たに客がどやどやと入ってきて、壁際の空席待ちの椅子にずらりと座りました。ラッキー!
 
 その後も、客足が途絶えず、店外に行列ができるまではいきませんが、地下鉄の終電がとっくに無くなった夜中なのに、なかなか繁盛しています。

 カウンター越しに見ると、若いお兄さん二人と、注文聞きとレジを兼ねたお姉さんが手際よく働いています。
 
 最近のラーメンの名店は若い人が多いのですね。

 新宿の『麺屋武蔵』も若いお兄さんが厨房に立っていましたし。

 一渡りメニューを見て(ラーメン屋のメニューですから、たかが知れてます)私は、信州(味噌味)650円也を注文しました。

 スープはあっさりとした味噌味です。例えば、純連(私が行ったのは澄川の『じゅんれん』の方。『すみれ』って読む方のお店は、横浜のラーメン博物館で食べたことがあるよ。基本的には同じ味)なんかのお味噌は、独特の、いかにもラーメン用にアレンジしたって感じなんですけど、ここのは、くせの無い正統派の、『いかにもお味噌』っていうお味なんだ。

 だから、『特徴が無くて、別に特別美味しいって程ではない』というコメントも載ってたりするんだけど、そういう人って、ラーメンに何を求めてるんだろう?って私は思うけど、そういう意見も、ありだよね。

 人それぞれだから面白いんだよね。だって、みんなが美味しいものが美味しくて、みんなが美味しくないものが美味しくないって、つまんないよお!

 とにかく、『純連』は癖があってちょっと・・・。という人にはお勧めかも?

 それで、麺はつるつるしこしこの玉子麺。博多ラーメンの固い麺っていうのは、往々にして、麺とスープが馴染んでないことがあるんだけど、これは『かんすい』独特の縮れと、程よい硬さがスープと良く絡んでいて、美味しいよ。

 トッピングされているのは、もやし、ねぎ、シナチク、チャーシューです。
 それでねえ、チャーシューがとろり柔らかで、味が染みてて美味しいよ。

 それから、藤沢の佐野実さんの『支那そばや』って有名だけど、あそこの麺って、素材が吟味されていて確かに美味しいんだけど、上品過ぎて、お素麺みたいで、麺とスープのコクとのバランスに難があるんじゃないかな?って私は思います。

『私は、そういう嗜好なんだ』ってことを前提にすれば、ここのラーメンは美味しいんだよ。
 
 それで、食べ終わって、少しメモを取ってたら、右の席に座ったお兄さんが、こっちを見て『旅行されているの?』って聞いてきました。酔っ払って、ご機嫌みたい。さっき、私が行こうとしていた、有名店の前を通ったら、凄く並んでたんだって。

『あんな店で食べるもんじゃない!ここのラーメンが一番美味しい』って言っていました。札幌に住んでて、ここの常連さんみたいだねえ。
 
 私がお店を出る時、『じゃあね!』って大声で送り出してくれました。お兄さん、元気でね!

 それで、待っててくれたタクシーに再び乗り込みました。

「お客さん、明日はどちらです?」
「小樽ですけど。そうだ、運転手さん、小樽で美味しいお店をご存知ないですか。さっきのラーメンも美味しかったし」

「どんな料理がご希望ですか。お寿司とか」

「寿司は今日食べたから、結構です。魚料理で気軽に行けるところがいいのですけど」

「それなら、『○○○○』という店がお勧めですよ。小樽駅から歩いて行けます。安くて美味しいし、私は妻としょっちゅう行っています。地元の人も利用してますよ。外見は全くの大衆食堂なのですが、馬鹿にできない店ですよ。観光客用の店は、どこも高いですから、地元の人が行く店が安心です」

 私はその場で、次の日そこに行くことに決め、宿に帰って、さっそくインターネットでその店を検索したら、中々の評判です。

 タクシー代が2000円で、ラーメンは650円です。地下鉄は走ってる時間じゃないので、仕方がありませんけどね。
 
 2650円のラーメンです。これは博多の長浜にラーメンを食べに行って以来です。
 でもね、この2000円の投資が、情報料として決して無駄ではなかったことが、次の日証明されるのでした。
 
 次回の小樽のお店を、お楽しみに!
  

すし善円山店 【ファイルF2】2006.09.8

【ファイルF2】2006.09.8 すし善円山店 (札幌)

 

おいしいお寿司屋さん『すし善円山店』(札幌)


すし善のホームページは下記です。
http://www.sushizen.co.jp/

 まず、店内は『ストロボ・三脚使いませんけど、撮影は?』って聞いたら、『他のお客様にご迷惑なので、撮影はちょっと』ということなので、ホームページから写真をお借りしました。

 すし善円山店の外観
 



 すし善円山店の店内。明るくて綺麗だよ!
 



 すし善円山店の主役。お寿司のみなさん。実物はもっと美味しそうだよ!
 



 今回の札幌はここのために来たようなものなので、うれしいのです。
 
 札幌と小樽の食べ物のことが『アトモス部屋IN北海道』書かれていないことを気づかれた方は鋭いね!
 
 これについては、悩んだのです。好きな店で、潰れそうも無い店は、混むと困るので、あまり人には教えたくないし。
 
 それで、ファン限定にしようかな?とも思ったのですが、まあ、私のブログの訪問者の人数なんかはたかが知れているし、せっかく来ていただいた方に、出し惜しみすることもないと思って普通に記事を掲載することにします。
 
 実は、私はこの店は3回目です。
  
 地元の人の間では『すし善』は有名で、ガイドブックでもよく紹介されています。

 札幌のJR駅ビルにも出店しています。カレッタ汐留にも出店したみたい。

 円山には、個室がある接待用の高級な『本店(行ったことないけど、円山店より値段設定が高目かな?)』と、カウンターとテーブル席のある『円山店』があって、私は当然円山店に行きます。味はどちらも高級です。

 円山店は、全席『節煙』ですが、禁煙席はありません。どうしても、禁煙が良い人は、本店の個室になります。この日は一人も吸ってる人がいませんでした。
 それから、私は飛び込みで入りましたが、予約はした方が絶対いいねえ。

 少し待たされ、カウンター中央のチーフの板さんとおぼしきSさんの前に腰掛けました。
 私は、いつもどおり、『旬のおまかせ寿司』を注文して、あとでお好みを追加注文するという大作戦を決行することといたしました。

 私は、頭の良い小学生のように、はきはきと注文しました。

『苦手なネタはありますか。山葵は大丈夫ですか?』
『特にありません。おまかせします』

 かーっこいーい。私って、粋だねえ。

『このお店が美味しいので、知人に報告書を書きたいので、メモさせてくださいね』って、ことわりを入れたら、『ありがとうございます』だって。わーいわーい。

 左隣は確か北陸の方から来た若いご夫婦で、右隣は、いかにも同伴出勤のお客さんと若いホステスのお姉さん。うへえ。
 
 いつものとおり、板さんの生姜を薄切りにする手品のような包丁裁きにみとれます。

 シャキシャキで、ドレッシングが利いたミニサラダを食べて、自分のお寿司が出てくるまで、板場の様子を観察します。飽きないねえ。

 主だったネタについて書いていくよ!

 まず、先鋒はヒラメ。弾力があって、味が上品な上に柚子で締めてあるから、おいしいよお。

 次は、中トロだあ!口に入れるとご飯がハラリと崩れて、トロが米粒に絡みながら、みるみる溶けていくんだ。もう絶品!

 つぶ貝⇒歯ごたえシャキシャキ、サクサクで、回っているお寿司のようにニチャニチャ残らないよ。

 イカ⇒これも、口の中で溶けていくんだよ。生姜の風味で味が締まってて、爽快感満点。素材もいいんだろうけど、包丁の魔術だよ。

 イクラちゃん⇒グラスの中にご飯とイクラちゃんがはいってるんだ。スプーンで掬って食べるんだよ。プッチンの後のこくが、お弁当のイクラちゃんと全く違うんだ。ご飯もパラパラ粒立ってて、回ってるお寿司みたいに、いやな磯臭い凭れ方がしないねえ。

 ここまで、食べて、気がついたんだ。山葵(わさび)がね、ネタの味を邪魔しないんだ。辛さの角が取れてて、ツーンとしないんだよ。風味があって、マイルドなんだ。いい仕事してるよ。

 それから、緑茶が冷めかけると、すぐにお姉さんがお変わりを持ってきてくれるんだ。

 甘エビ⇒皮の弾力がイクラみたいだねえ。ぷりぷりぷっちんだね。味付けは塩です。さっきから、白とピンクのゴルフボールみたいのを卸し金ですりおろしているので、『これはなんですか?』って聞いたら、岩塩なんだって、ピンクはボリビア産で、白も外国のお塩だそうです。

 ウニは、軍艦巻きみたいに海苔で巻いていなくて、ご飯にてんこ盛りです。食感が全く生クリームです。これも、磯臭さが抑えられていて、絶品。岩塩がかかっています。

 蒸アナゴ⇒あったかいよお。柔らかでふわふわだよお。口の中で溶けるよお!『すだち』がかかっているので、焼き魚の臭みが無いねえ。

 カニ⇒繊維がしっとりしていて、口の中で、一本一本ぱらぱらとほぐれます。普通の寿司ネタの概念を完全に超えています。

 さんま⇒前に出てきた時、美味しくって、びっくりしたんだ。青魚のお寿司って、こんなに美味しいのかって。白身よりも味がしっかりしているからね。それで、生臭みがないんだから、技術だよ。

 ソイ⇒鯛を頼んだら、品切れなので、薦められました。味は鯛の味です。身がコリコリシコシコしています。回っているお寿司のタイって、いつまでも口に残るんだけど、そんなことが全くありません。

 アワビ⇒アワビを頼んだら、板さんに『地下の海に獲りに行ってくるから、待っててね』って言われました。地下の生簀で生きた奴を取ってくるらしいのです。『地階(ちかい)にあるけど遠い・・・・。なんちゃって』って、一人でウケながら降りて行きました。

 あらあら。この板さんは、これがなけりゃ、本当に良い人なんですけどね。

 それで、アワビの塊をまな板に載せると、硬い部分をそぎ落とし、良いとこを切り取って、縦横に細かく包丁を入れました。

 ここのお店では、『包丁の入れ方というのは、立派な調理なんだ』ということを納得させられるのです。
 食べてびっくり、表面がトロトロなんですが、身はシャキっとして、これも口の中で溶けて残りません。

 途中で出てきた、お味噌汁は、細葱にモズクに5mm角のお豆腐で、こくがあって、上品なお味。最後のシャーベットはペパーミントの葉が乗っていて、さっぱりと美味しかったよ。

 それにしても、お寿司食べるのに、眼を潤ませて、唸りながら食べるというのは、いいものです。

 左隣の若いご主人は、お酒を飲んでは『おいしい』って唸り、お寿司を食べては『生きてて良かった!』って叫んでました。

 ご馳走様。とってもおいしゅうございました。

 Sさん、本当にありがとうございました。お寿司、堪能いたしました。

 また来るよ。働いて、お金貯めなきゃ。
 
 以前来たときに『こんな凄い技術を習得するには、相当修行が厳しいんでしょうね?』って聞いたら、ある年は10人程入ってきて、1年で全員辞めちゃったんだって。

『旬のおまかせ寿司』は確か5000円程度(HPを見たら、本店で5250円だったから、円山店は5000円以下だったと思う)でミニサラダ、お味噌汁、シャーベット付きで寿司12カン(この日はヒラメ、中トロ、つぶ貝、イカ、ヒラマサ、ヒラメの縁側、イクラ、ホッキガイ、アマエビ、ウニ、蒸アナゴ、玉子焼)のセットです。

 おまかせでは、アジ、カニ、サンマ、ソイ、アワビ、ウニ、トロ、ゲソを各一カンずつ注文しました。

 どうして覚えてるかって?メモしながら食べたんだよお。みなさんにご報告するために。

 しめて20カン+ミニサラダ、お味噌汁、シャーベットで、気になるお値段は、10390円!

 安くは無いけど、東京大阪でこれと同じものを食べようと思ったら、軽く2~3万円はいくよ。私はそんな高いお寿司は食べたこと無いけど、昔、文春ビジュアル文庫の寿司ネタの本を見て学習したんだ。1カン2000円~3000円のネタがあたりまえのように出てたもの。

 20カンだったら、2カン100円の回転寿司で1000円です。これの10倍の値段ですけど、同じ『寿司』を名乗りながら、全く次元の違った食べ物です。
 
 このお店は、新人板さんの作る、お安いサービスデイもあります。詳しくは、直接問い合わせてね。
 
 でもねえ、定山渓で一泊2万円の旅館に泊まるんだったら、1万円のホテルに泊まって、ここで食べるよ!


 それでもって、すし善円山店への行き方

 私は札幌駅近傍のホテルに泊まったので、地下鉄南北線を大通公園駅で東西線に乗り換ます。

 ここで、注意したいのは、大通公園駅乗り換え経路の吊り下げ看板表示が、とても分かりにくいのです。矢印の向きが、絶対に勘違いするように書かれているのです。

 私は、ここでの乗り換えは3回目ですが、3回とも間違えました。特に帰りに。

 床に書かれてある道案内表示を見たら、間違えません。でも、来るたびに、そのことをけろりと忘れているのです。

 東西線で円山公園駅に向かうのですが、乗車中に先頭車両に向かいます。

 円山公園駅で降りてからも、ホームをずっと真っすぐ進行方向に向って歩いて階段を登って、改札を出てもそのまま真っすぐ、№3の出口の階段を上がって、地上の道をさらに真っすぐ行ったところに信号がある大きな交差点があるから、ケンタッキーを右に曲がって、100メートルほど行った右手にあります。

 道よりお店が少し引っ込んでるので、見にくいけど、不安にならなくていいからね。

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