2013/02/28
池袋サンシャインの水族館のカエルさん達だよ 【ファイルC261】2013.02.28
【ファイルC261】2013.02.28 池袋サンシャインの水族館のカエルさん達だよ
背中を突き破って子供が出てくるなんて嫌だねえ。
連載第一回の池袋サンシャインの水族館のサンシャインラグーンでやっていた水中パフォーマンスから見られる方はこちら。http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/53714951.html
今回は池袋サンシャインの水族館のカエルさんたちです。
アメリカのアニメーションで、キャラクターがロードローラーに轢き潰されてペラペラになって、空中をひらひら舞い落ちるシーンがありますが、そんな感じだねえ。
また、『なとり』の“いかフライ”にも似ているねえ。
このように体が薄っぺらくて枯れ葉や岩石によく似いてるのは、捕食者や獲物の目をあざむく擬態であると考えられています。
だから、擬態してじっと動かずに獲物を狙うんですね。
和名コモリガエルまたはピパピパ(学名:Pipa pipa、英名:Surinam toad)は、動物界脊索動物門脊椎動物亜門両生綱平滑両生亜綱無尾目無舌亜目ピパ科ピパ属のカエルさんです。
お住まいは、アマゾン川流域を中心とした南米北部の熱帯域の川の中で、両生類のカエルさんなのに陸上に出ることはほとんどなく、一生を水中で過ごします。
あまりにも動かないので、よそをぐるりと見て回って、戻ってきたらば、わずかに動いていました。
それから、舌がないのがピパ科のカエルの特徴で、それは同じ科のツメガエル類と共通した特徴でもあるそうです。
舌が無いということは、味覚がないから、ご馳走を食べても美味しくないのかな?
ところが、そこはうまくしたもので、この前脚の指先にある星型の器官が節足動物の触角のような役割を果たしているのです。
つまりは指先で味見をするんだねえ。
小魚や水生昆虫がここに触れると、瞬時に大きな口でぱっくんちょと捕食します。このとき、口を開けて水とともに獲物を吸い込みつつ、前脚で口の中に掻き込むような動作を行のです。
このぱっくんちょと食べる様子から『パックマンガエル』としても知られているそうです。
えさは、カエル、とかげ、マウス、大きめの昆虫です。
移動する時は後脚の水かきを活かして移動し、前脚で障害物を掻き分けながら進みます。
それで、この人が『小森のおばちゃまガエル』じゃなくて『子守蛙(コモリガエル)』と呼ばれているのは、その特徴的な育児方法に由来しているそうです。
産卵前になると、メスの背中の皮膚がスポンジのようにやわらかく肥厚(ひこう)します。
オスとメスは水中で抱接しながら後方に何度も宙返りし、背泳ぎの状態になったときに産卵した卵をオスの腹部で受け止めて受精させ、回転が終了したときに受精卵をメスの背中の肥厚した皮膚組織に押し付け、埋めこんでしまうのです。
卵はメスの背中の組織内に埋められた状態で孵化し、幼生(オタマジャクシ)の時期もメスの背中の組織内で過ごすのです。
それで、お母さんの背中で成長した子ガエルさんたちは、小さいながらも立派なカエルの姿になって、そのままお母さんの背中の皮膚を突き破って、わらわらと出てくるのです。
また、同じピパ属のカエルの中には背中の皮膚内で孵化した幼生がカエルまで成長せず、オタマジャクシの状態で泳ぎだす種もあるそうです。
その模様の動画を見つけたので、貼り付けておきますね。
コモリガエルの母さんたちは、背中の皮膚から一斉に子供達から『飛び出せ!青春』をやられて、大変だねえ。
背中の穴の中でもぞもぞ動く夥しい数の子供が一斉に背中の皮を突き破って出てくるなんて、考えただけでも、背中が痒そうで痛そうで、おぞましいねえ。
次に生まれ変わるときは、コモリガエルの母さんにだけはなりたくないねえ。
体長6~9.5 cm。外敵に襲われると四肢を突っ張って体を膨らませて相手を威嚇し、皮膚から乳白色の粘着質を分泌すします。主に昆虫類や節足動物等を食べるそうです。
モウドクフキヤガエルさんはコロンビアの固有種で、体長5~6㎝とフキヤガエル属では最大種です。
1個体で、人間10人を死に至らしめるのに十分な毒を持ち、コロンビアの先住民エンベラ族は何世紀もの間、その強力な毒を吹き矢の先に塗って狩りに利用していたため、それが名前の由来になっているんだって。
エサは、ハエやコオロギ、アリ、シロアリ、甲虫などで、猛毒はこれらが媒介した植物の毒に由来しているのではないかと考えられていて、サンシャインにいるような人工飼育されている個体は猛毒を持っていません。
アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル(リオグランデ・ド・スル州)にお住まいのベルツノガエルさんは、背中の模様に似た地面を掘って隠れ、目の前を通る小動物を待ち伏せて、その大きな口でぱっくんちょって襲うのです。
体長はオス10㎝、メス12.5㎝で、鳥やネズミ、それからヘビでさえ飲み込むヘビー級カエルさんなのに、泳げません。とほほ。
おみやげもの屋さんで、世界の海洋堂制作サンシャイン水族館限定ガチャガチャ!全10種:1回300円(税込)をやったらば、出てきたのがベルツノガエル(グリーン)さんでした。
私は結局3回ガチャガチャしました。
ガチャ玉の表面には“【製作総指揮】松村しのぶ【造形企画製作】株式会社海洋堂”と表記されています。
ベルツノガエル(グリーン)さんもケープペンギンさんも、松村しのぶさんが作ったのですね。凄い!こうやって制作者の名前を表記するのは、社員に仕事に誇りとやりがいと責任をもってもらうため海洋堂の社長が決めたのだそうです。
現代の名工の仕事だから、名前は絶対に残すべきですよね。
この前、日本テレビの『人生が変わる1分間の深イイ話』に海洋堂の社長が出ていて、会社の経営危機の時に社員の皆さんが、「無給でも良いから会社を存続させましょう」と全社一丸となってがんばってくれたという美談の映像を流していました。
そのあと社長が「実は、うちの社員は社会性が全く欠如しているから、ウチを辞めても他に勤め先が無いんですよ」とネタばらし。
一緒に出ていたアニメ原画・玩具販売も行うマンガ専門古書店最大手の『まんだらけ』の社長も大いにうなづいていて、「うちの社員も全く社会性がない上に、作家になるほどの元気もない人達ばかり。せめて社長に会った時ぐらい挨拶ぐらいしよろ!」って意気投合していました。
日本が世界に誇るサブカルチャーは、こういう社会性の欠如した芸術肌のオタクの皆さんに支えられているんだねえ。でも、そういう人達を雇って商売にするってさぞかし大変でしょうね。
生き物好きで有名な中川翔子さんのしょこたんは、大好きなクリオネのバッカルコーンフィギュアをゲットしたようです。記事はこちら。
http://ameblo.jp/nakagawa-shoko/entry-11011198847.html
http://ameblo.jp/nakagawa-shoko/entry-11011198847.html
それにしても、10種類もあるのに、中川さんったら、これを手に入れるまで、一体全体どれだけお金を突っ込んでガチャガチャやったんだろう?
凄いねえ。執念だねえ。