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平成の売国TPPがとんでもないことに!日米事前協議合意(その17) 【ファイルE22】2013.05.21 

【ファイルE22】2013.05.21 平成の売国TPPがとんでもないことに!日米事前協議合意(その17)

ISD条項で日本はアメリカに乗っ取られる。

 これまで、16回に亘って、日米事前協議合意に関する記事を書いてきました。その1~4は資料集なので、その5から読まれる方はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54126347.html

 アメリカのTPPの目的は、関税よりも、非関税障壁。それも一番の狙いは『金融』と『投資』だということを述べ、『金融』について、先にご説明しました。

 それについては、こちらからご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54192785.html

 それでもって、今回は投資の問題です。

 その前にTPPの概要については、こちらをご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/52725220.html


 ISD条項についての概要と、国会で当時の野田首相がISD条項について何も知らず、答弁で立ち往生したことについての記事は、こちらをご覧下さい。
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/52770196.html

 それで、まず、前提の知識として、

 うちのブログでたびたび引用させていただいている、ジャーナリストの東谷暁(ひがしたに さとし)氏の御著書

 『間違いだらけのTPP 日本は食い物にされる』【2011.5.30第一刷発行 朝日新書294】





 にとても分かりやすい表がありますので、掲載させていただきますね。この本はTPPの問題点について考えるときの必読書です。

 P39 自由貿易の基礎知識





 P40・41 自由貿易の歴史









 ↑これみても分かるんですけど。

GATT体制の下で1994年NAFTA発効。アメリカはカナダの小麦の急激な流入に対して、政治的圧力によって阻止。

 同年、

米州34カ国の参加によるFTAA(米州自由貿易地域)の試みは、ブラジルの反対によって停滞。

1995年GATTを発展解消させ、WTO(世界貿易機関)が設立される。

2001年WTOのドーハ・ラウンド開始。153カ国が参加。先進国と発展途上国の意見の不一致により、いまだ最終的な合意に至らず。

2008年米ブッシュ政権TPPに参加する意向を表明して世界を驚かす。


↑↑↑って一体何?


GATT体制では、アメリカの好き勝手が出来なくなったので、GATTを発展解消させ、WTO(世界貿易機関)を設立。

今度はWTOのドーハ・ラウンドでアメリカの好き勝手が出来なくなったたので、小国の集まりだったTPPを乗っ取って、自分の好き勝手にルール変更して、そこに後から日本を参加させて言いなりにさせる。ってことですよね。

?H1>つまりジャイアン・アメリカは一貫して、ルールがあっても政治圧力で相手を屈服させた上に、それでも自分の言うとおりにならなくなったら、制度をひっくり返すちゃぶ台返しをやって、新しい制度を作り続けているのです。

これの何処が自由貿易ですか?グローバル化ですか?アメリカが自由を押しつけるのはアメリカの得になるときだけ。損すると保護貿易と、制度変更!アメリカのアメリカによるアメリカのための貿易じゃないですか!


 それで、東谷暁(ひがしたに さとし)氏の東大シンポジウム(2012年3月29日)の説明が分かりやすいので、今回も引用させていただきます。


※    ※    ※

(1:21:22頃)

 それからもう一つ投資。

 せっかく小寺先生【眼とろん星人注:東京大学大学院総合文化研究科の小寺彰(こてら あきら)教授。日本に於ける国際法、国際経済法の権威。小寺教授は本シンポジウムでTPP参加賛成の立場で出席】がいらっしゃいますので、ISD条項についてとりあげないとおかしい。

【日本のこの分野における権威の小寺教授の前で】非常に怖いですけれども、

私は基本的に今も申し上げましたけれど、いろんな経済制度で、他の国の正規制度を変えてしまう、あるいはそれに圧力をかけるっていう考え方は、やっぱり差し控えるべきだと思います。

ましてやISD条項っていうのはですね、今までこれまで沢山の問題を引き起こしてきているわけです。

 あんまり細かいことを言いますと、ボロが出ますんで、あんまり言わないようにしますけれど、

ともかくですね、韓国がやはり、いまだに(米韓FTAを)批准をしてからもISD条項にこだわっているという、この事実。

それから、米豪FTAで、オーストラリアが拒否して、最後までがんばって拒否しきったという事実。

それから、OECDでですね、多国間の投資協定を結ぼうとしたときに、フランスが抜けてですね、崩壊した。やっぱり嫌だ、と言ったような事実ですね。

こういう事実から考えて、私はISD条項は簡単に認めるべきではないと思います。

今回も、もしオーストラリアと共闘できるならするべきだと思いますし、他の国もですね、やっぱりやだなあって思っている国だっていると思います。

それからもう一つですね、その韓国の(FTAじゃなくて)TPP反対派の人達が、ISD条項に関して不平等条約で不平等条項だって言い方をして、それで物議を醸しました。

こういうものってみんなそうなんですが、一見全部フェアに書いてあるわけですよ。両者はとか、両国はとかなんか書いてあるわけですよ。

 だけれども、これもやはりですね、現実というものを考えた方が良いんです。

日本のEPAでは、全部じゃありませんけれど、ISD条項入れてあります。

しかしですね。これも後で小寺先生に解説していただきたいことですけれど、日本のEPAに入っているそういうISD条項っていうのは非常に穴があるらしいんですね。

 それは小寺さんと小寺さんのお弟子さん達が次々に指摘されておられます。

それから、ISD条項もですね、なんかアメリカあたりが中心になって自分たちの身にも危なくなるかもしれないってんで、NAFTA(ナフタ)自由貿易委員会あたりでですね、公正公平待遇に関してはですね、やはり国際慣習法を超えないようにしようじゃないかと、なかなかなか非常に普通のことを決めようとしたらしいんですが、これはやはり小寺先生達にいわせるとですね、全然まだ定着していない話なんですね。

ところがその定着していない話をですね、日本の官僚の人達はもうEPAの中にですね、盛り込んで書いちゃっているんですね。

これは国際法の範囲を超えないんだみたいなことを書いてるんですが、アメリカの方ではそんな認識は、私は無いんじゃないかと思いますし、どうも、小寺先生を中心とする人達の論文を読むと、収斂(しゅうれん)はしていないと書いてあるんですね。

そんなものやはり私は、認めるべきではないと思います。

 先程ちょっと韓国のその不平等条約っていう話をしましたけれども、これやっぱり、これも事実で、わたしはジャーナリストなんで事実で見たいんですね。

 NAFTAという実例があって、NAFTAではいろいろの紛争が起きておりましたけれども、結果的に言いますと、

確認しますけれどISD条項っていうのは、企業が、入り込んでいる政府の政策によって損失を被(こうむ)ったときに、その政府を、提訴することができる。いろいろ提訴の場所も違うみたいですけれども、提訴することが出来る。で、それで勝てばですね、裁判みたいな手続きをして勝てば賠償金をとることができる。そういう制度なわけでありますが、これをNAFTAでですね、導入しました。

NAFTAで導入しまして94年からいろいろやって、結論だけ言いますとアメリカ政府は一回も負けてませんし、勝つ企業は全部アメリカです。

こういうやっぱり事実から考えるとですね、条文がフェアだから、条文がイーブンに書いてあるからこれは危険じゃないという人達は、やはり間違ってるんじゃないかと私は思いますね。

 あっというまに時間がきたみたいなんで、医療の問題も本当はお話したかったんですが、まずここで一旦切らしていただきます。

※    ※    ※(以上、引用終わり)

最初に掲げた、『自由貿易の歴史』の表にあるように、GATTからWTOへ、そしてTPPへ至る自分勝手な経緯を見て、ジャイアン・アメリカがでっちあげたISD条項が、日本の不利益にならないなんて、条文がフェアだから、条文がイーブンに書いてあるからこれは危険じゃないなんて、考えられますか?私は絶対に、そう考えられないんですけれど。

マスコミのやる誘導尋問的な要素のある意識調査では、日本のTPP参加賛成という人が、反対の人より圧倒的に多いということになっているようですが、賛成の人って、こういうことを知っての賛成なんでしょうね?!私には、TPPに対して無知な人ほど賛成だっていうふうに思えるのですが・・・。

 ということで、次回に続きます。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/metoronjr7/54214775.html
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コメント

No title

実は昔の国際線の航空運賃の計算方法も同じで、アメリカのドルのレートを基準に固定されている単位で計算してたんですよ。今は違いますが。昔は航空便の距離に固定されている単位をかけてたんです。ちょっと、あまりにも簡単にいいすぎちゃってますが。現在の計算は、中間の変動制単位を使用してますが、それでもドル寄りなんです。で、たとえば、外国から日本に来るときと、日本から外国に行く時に計算して高い方を適用しないといけないことになってるんです。外国で航空券を買って送った方が安いのは、それなんです。一度、JALで運賃の計算の講習受けてその受講証明をつけてある申請をした時にいろいろ聞いたら、1ドル360円時代の名残で、と、いうようなことを聞いて愕然としたことを思い出しました。

No title

昔から、アメリカはすべてにおいてジャイアンだったんです。それがわからないようにおかしな固定単位をつくってたんですよね。仲良くしようぜ、言うこと聞けよ、それよこせよ!なんですよね。凸

No title

むにゅさん、そうだったのですか?
なんか日本の航空会社は非効率だから海外より航空運賃が高いという話になっていたと記憶していたのですが、そういうことだったのですね。
日航が経営破綻したときも叩かれていたのは日航だったのですけれど、例えば客室乗務員は本来事故の時の保安要員のはずなのに、派遣が多くなって、大丈夫なわけがないのですが。
日航が再生して、いかに今まで放漫経営が酷かったかという話になっています。

航空会社の寡頭競争なんて、恐ろしいことなのに、例えばボーイング787なんて経営合理化の結果でしょ?
ポチありがとうございます。

No title

むにゅさん、アメリカは戦後日本の航空利権を独占しようといろいろ画策していたようですね。
俺の物は俺の物、人の物も俺の物っていうのが、アメリカの建国以来の行動パターンですからね。
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