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マオリ族のハカの踊りは戦いの踊りだよ。 【ファイルG78】 2011.09.14 

【ファイルG78】 2011.09.14 マオリ族のハカの踊りは戦いの踊りだよ。

ラグビーニュージーランド代表オールブラックスが踊るんだねえ

 ラグビーワールドカップ2011ニュージーランド大会が始まって9日の日本代表は強豪フランス代表に負けはしましたが、一時は4点差に迫るという大善戦でした。

 来る9月16日(金)日本時間17:00から、予選プールA 日本×ニュージーランド
がキックオフされます。

 でもテレビ地上波生中継は無く、フジテレビ系列で25:03 から録画放送をします。

 平日だから、生放送は無いんだねえ。なんかがっかり・・・。


 それはそうと、ラグビー世界ランキング堂々1位のニュージーランド代表、オールブラックスといえば、選手がキック・オフ前に踊るハカですね。

 ニュージーランド代表(オールブラックス)のハカ
 
 
 うまく見られないときは、こちら。
http://www.youtube.com/watch?v=8_KJyKiyE1I&feature=related

 それにしても、目の前でこれをやられると怖いねえ。

 さすがのオーストラリア代表ワラビーズの選手達も、こころ穏やかではないようです。

 オールブラックスの使っているハカである『カマテ』の歌詞は大体こうです。

《リード》カ マテ! カ マテ!
《コーラス》カ オラ、カ オラ!
《リード》カ マテ! カ マテ!
《コーラス》カ オラ、カ オラ!テネイ テ タンガタ プッフル=フル ナア ネ イ ティキ
マイ ファカ=フィティ テ ラ!ア ウパネ! ア フパネ!ア ウパネ! カ=ウパネ!
フィティ テ ラ!ヒ!

【意味】

私は死ぬ! 私は死ぬ!
私は生きる! 私は生きる!
(以上を2回繰り返し)
見よ、この勇気ある者を。
ここにいる毛深い男が再び太陽を輝かせる!
一歩はしごを上へ! さらに一歩上へ!
一歩はしごを上へ! そして最後の一歩!
そして外へ一歩!
太陽の光の中へ!

 私は、ニュージーランドのラグビー・クラブチームが来日して日本の大学チームと戦ったとき、何の予備知識もないまま、この踊りを見て、びっくりしました。

 インデアンの踊りかな?って思いました。

 これはインデアンの踊りではなく、ネイティブ・ニュージーランド人マオリ族の踊りなのでした。

 ハカはマオリ族の戦士が戦いの前に、手を叩き足を踏み鳴らし自らの力を誇示し、相手を威嚇する踊りなのです。

 ムエタイ(キックボクシング)でタイの選手が踊る舞の『ワイクルー』ようなものかな?

 英語で『ウォークライ(War Cry、闘いを叫ぶ)』とも呼びます。

 ニュージーランドマオリ(ネイティブ・ニュージーランド人によるラグビーの代表チーム)が行ったことが起源で、ラグビーニュージーランド代表へと受け継がれました。

 パシフィック・アイランドのチームにもそれぞれのハカ(ウォークライ)があって、トンガのものは『シピタウ』、サモアのものは『シヴァタウ』、フィジーのものは『シンビ』と呼ばれるそうです。

 2003年のラグビーW杯、ニュージーランド対トンガ戦では、ニュージーランド代表の『ハカ』の最中に、興奮したトンガ代表が対抗して『シピタウ』を行い、『ハカ・バトル』として話題となりました。

 戦前の取り決めではお互いを尊重して、ニュージーランドのハカが終わってからトンガが『シピタウ』を行うことになっていたのですが、試合前の異様な盛り上がりと相手チームのハカにトンガ代表が、がまんできなかったんだねえ。

 ハカはニュージーランドでは一般的な民族舞踊で、相手に対し尊敬や感謝の念を表す舞としても披露されることから、結婚式、葬式、卒業式、開会式、歓迎式典など、あらゆる場面で、現在に至るまで使われています。

 また、死者の御霊を供養し哀悼の意を表す形として葬式でハカを舞うこともあるそうです。

 ニュージーランドでは伝統教育の一環として小学校でハカの講習会が行われるため、ニュージーランドの小学生は男女共あたりまえにハカを舞うことができます。通常、女子は闘いに参加しないためハカを舞うことはありませんが、マオリ文化の教育として女子にもハカを教えているのだそうです。

 マオリの伝説によると太陽神タマ=ヌイ=ト=ラには2人の妻、夏の女神のヒネ=ラウマティと冬の女神のヒネ=タクルアがいたのですが、ヒネ=ラウマティの産んだ息子、タネ=ロレが踊りを創作したとされています。

 伝承によるとオールブラックスのハカ、『カマテ』は1810年にンガティトア部族のテ・ラウパラハ族長が踊ったもとされています。

 ある戦闘の時、テ・ラウパラハは敵に追われて、地下の食料庫に逃げ込み隠れていました。

 這い出してみると目の前に人がおり、もはやこれまでと死を覚悟しますが、それは幸運なことに敵ではなくテ・ラウパラハと親しい部族の長でした。

 その時に九死に一生を得て救出された喜びと感謝の気持ちを込めて踊ったものが『カマテ』です。

 

 1905年のイギリス遠征の際にオールブラックスが戦いの踊りの要素を取り入れたものを初めて踊り、以後代表チームに受け継がれることとなります。

 試合前にハカを舞う意味は、ニュージーランドチームはこの対戦を喜んで受け入れ、対戦を望んでくれたチームに対し敬意を表する意が込められているそうです。

 本当かねえ?戦意を高揚して相手を威嚇しているようにしか見えないけれど。

 これを踊られると、相手チームは確実にビビるのです。

 伝統的にハカを先導するリーダーはマオリ族の血を引く選手が行っていましたが、元オールブラックスのタナ・ウマガはマオリ族と近縁のサモア系移民の子孫で、偉大なオールブラックスキャプテンとして迎えられたため特例としてリードを行なっていました。

 その慣例も現在ではなくなりつつあり、近年では代表チームのキャプテンがリーダーを務めることが多いそうです。


 日本代表チームも、相手をビビらせるために、なんか踊れば良いのにねえ。
 
 織田信長が今川義元と戦った桶狭間の戦いに臨んで、出陣前に舞ったという、謡曲『敦盛』の「人生50年・・・」に合わせて幸若舞を舞っても、迫力無いねえ。

 槍を持って、黒田節を舞うとか、お相撲さんのように四股を踏むとか。

 というか、日本の戦国武将って言うのは、普段は茶の湯をたしなんでいたから、こういう勇壮な踊りというのは似合わないのでした。

逆に、安来節を踊ったりすると、相手は別の意味で恐怖を覚えるかも。

 そんなわけないか?う~む。

 今回の日本代表チームも、試合前からハカの迫力に圧倒されないように、例えば、試合前の整列時に本来は着ないウインドブレーカーを着用して、最高潮に渦巻く会場の気合をまともに受けないよう上着を脱ぐ時間で「間」を作ったり、ハカのビデオを宿舎やロッカールームで何度もみてから練習することも検討しているようです。

 そういえば、上の画像でも、対戦相手のオーストラリア代表のワラビーズの選手は、どうしてウインドブレーカーを着ているんだろう?って疑問だったのですが、そういうことだったのですね。

 それなら、御幣(ごへい=神道の祭祀で用いられる幣帛《へいはく》の一種で、2本の紙垂を竹または木の幣串に挟んだもの)を手に持って結界を張るとか、伊勢神宮のお札を額に貼り付けてハカの力を跳ね返すのも方法ですね。

 サッカーでは、アフリカのチームが敵チームに呪いをかけたことが大問題になったりしました。

 カーワン日本代表ヘッドコーチも、自分がオールブラックスの選手だったときはさんざんハカで相手チームをビビらせていたんだねえ。


 それから、こういう記事を見かけました。
 
※  ※  ※

 日本―NZ戦前に黙とう=両国の震災犠牲者に―ラグビーW杯
時事通信 9月11日(日)16時35分配信
 
 【オークランド(ニュージーランド)時事】日本ラグビー協会は11日、ワールドカップ(W杯)ニュージーランド大会1次リーグA組の日本―ニュージーランド戦(16日、ハミルトン)の試合前に、東日本大震災とクライストチャーチ大地震の犠牲者の冥福を祈って哀悼の辞を読み上げ、黙とうすると発表した。ニュージーランドのキー首相と森喜朗日本協会会長も選手の列に加わる。 

※  ※  ※

 森喜朗日本協会会長(元首相)って、しきりに自分は早稲田大学のラガーマンだったってアピールするんだけど、ラグビーで推薦入学したのに、4ヵ月で退部しているからねえ。
 これって一種の、う○口入学じゃないの?

 こんなところにしゃしゃり出てきて欲しくないねえ。

 それはそうと、同じ痛みを持った国が一緒に黙祷をするというのは、良いことですね。

 ニュージーランドの震災の時は、日本が支援に駆けつけ、逆に、日本の震災を聞いたニュージーランドはお返しに支援に着てくれましたからね。

※  ※  ※

【クライストチャーチ時事2011/03/12-05:36】
ニュージーランドのキー首相は12日、
声明を出し、大地震と津波の被害を受けた日本に対し「深い同情の意」を
示すとともに、ニュージーランドのクライストチャーチを襲った先月の
大地震で日本は多大な支援を行ってくれたとし、

「今度はわれわれが日本にできる限りの支援を行う番だ」と表明した。

※  ※  ※

 こうやって、日本とニュージーランドの友好が深まればいいですね。

 ニュージーランド戦、本当に楽しみです。







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コメント

No title

私はラグビーの前に行われるハカの踊りが大好きです。
それでスジャータさんも仰っていましたが、我が日本チームも戦う前に何か踊ったらいいのになぁ、と私も常々思っていました。
しかし、考えて見ると、ハカに対抗できるような迫力のある踊りは日本にはありませんね。そこが残念でたまりません。
試合前に奏でる国歌「君が代」も今の人たちから見たら戦意をなくしてしまいそうなメロディだし、その辺何とか新しい戦う直前の歌でも作れないものかと、いつもいつも思ってしまいます。

No title

トマトさん、そうですね。世界最強のオールブラックスですから、これから素晴らしいプレイを見ることができるという期待がいやがうえにも湧いてきますよね。
まあ、日本の競技は柔道にせよ、剣道にせよ、礼に始まり、礼に終わりますから、こういう闘志をむき出しにしたパフォーマンスは向いてないのかもしれませんね。
君が代は、基本的に皇帝を称える国歌なので、イギリスや、ドイツの国歌同様、穏やかで、気持ちが安らぐ曲調ですね。
アメリカやフランスの国歌が勇壮なのは、あれは軍歌だからですね。
そういった意味で、日本の文化は成熟しているのだと思います。
こういった国の文化の違いが分かるのも国際試合のいいところですね。

No title

ムエタイの選手が試合前によくお祈りみたいなのをするのと同じ感覚なのかな?そういえば、昔、ニュージーランドの帰国子女の先生がいてマオリ族の歌だとか言葉を授業中に歌ったりしゃべってました。当時、誰も真剣にそれを聞く生徒はいなかったけど、きっとこの踊りのこととかも話してくれてたのかも・・・あの先生どうしてるかな??凸!

No title

むにゅさん、ムエタイの選手もお祈りで精神統一して、神の力を得る踊りなのでしょうね。
ニュージーランドでは先住民の文化に対する教育をしているのですね。
日本だったら、やっぱり百人一首かな?
ハカの踊りを見ると、いつも良いなあ!って思います。むにゅさんは良い先生に教わったのですね。羨ましい。
ポチありがとうございます。
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